宮脇俊三 電子全集5 『台湾鉄路千公里/汽車旅は地球の果てへ』

宮脇俊三 電子全集5 『台湾鉄路千公里/汽車旅は地球の果てへ』

宮脇俊三

本体1000円 + 税

読む

内容紹介

1980年に刊行された『台湾鉄路千公里』は、宮脇俊三の海外鉄道紀行の第一弾。この年、一週間をかけて乗り通した台湾の鉄道は、南部の枋寮と台東間がまだ未開通で台湾を周回することはできなかった。この海外の鉄道紀行は担当編集者の同行はないものの、ひとり旅ならではの鉄道乗り歩きを楽しませる内容であろう。
宮脇が台湾を訪れた1980年。《長い鉄橋の場合は両端にコンクリートづくりの監視所があり、銃剣を構えた兵隊が立っている。》の記述は、まだ戒厳令下にあった時代を偲ばせる。晩年に好んで嗜んでいた紹興酒も、文中には《台湾の酒に紹興酒というのがあることは知っていた。何度か飲んだことがあるが》とあるように、まだ馴染みが少なかったことを著しており、初期の作品であることを伺わせる。なお、枋寮—台東間の未開通部分は1992年に開通し、その鉄道紀行は、『豪華列車はケープタウン行き』に収録されている。
『汽車旅は地球の果てへ』は、雑誌に掲載された「アンデスの高山列車」「人喰鉄道・サバンナを行く」「フィヨルドの白夜行列車」「ジブラルタル海峡を渡る」「ナイル河の永遠」「オーストラリア大陸横断列車」の6編を収めたもの。巻頭の「アンデスの高原列車」は、当時の旅客列車で到達できる地点として世界最高であったペルー中央鉄道の4783メートルの乗車記が圧巻である(現在の最高地点は、中国の青蔵鉄道の5072メートル地点)。

付録:宮脇俊三アルバム、連載『最長片道切符の旅』自筆原稿 など2点

【ご注意】※この作品は図表が含まれるのと、付録の原稿が手書きのため、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。

同じジャンルの書籍から探す

開高 健 電子全集14 オーパ!/オーパ、オーパ!! サラリーマン転覆隊 悪ガキオヤジが川に行く! 世界中で迷子になって ヘミングウェイのパリ・ガイド おんなひとりの鉄道旅 東日本編 ドラえもん科学ワールド 乗り物と交通 日本はこうしてつくられた2 〜鎌倉殿と北条一族 歴史は辺境から始まる〜 宮脇俊三 電子全集7 『中国火車旅行/韓国・サハリン鉄道紀行』 シベリア追跡 福島の絹商人、文明開化に出会う 明治六年の旅日記 宮脇俊三 電子全集3 『時刻表おくのほそ道/終着駅へ行ってきます』 「ななつ星」九州をゆく 〜日本初のクルーズトレイン7年の軌跡〜 宮脇俊三 電子全集20 『時刻表ひとり旅/時刻表・駅・切符』 「イタリア郷土料理」美味紀行 開高 健 電子全集 特別編 河は眠らない 宮脇俊三 電子全集16 『乗る旅・読む旅/鉄道旅行のたのしみ/終着駅』

次回配信の予定

2024 4/1 月曜日
  • 調教師になったトップ・ジョッキー ~2500勝騎手がたどりついた「競馬の真実」~(小学館新書)/蛯名正義
  • ファスト・カレッジ ~大学全入時代の需要と供給~(小学館新書)/高部大問
  • ベーシックサービス ~「貯蓄ゼロでも不安ゼロ」の社会~(小学館新書)/井手英策

2024 4/2 火曜日
  • ゆる鉄絶景100 中井精也写真集/中井精也

2024 4/3 水曜日
  • アマチュア・ベースボールオフィシャルガイド’24 グランドスラム63/グランドスラム編集室
  • 美容皮膚科医が試してわかった!美肌・新常識33/土屋佳奈
  • 私が死んだらどーなるの?おひとりさまの後始末 ~マンション・ペット、貯金・遺品、葬儀・お墓~/なとみみわ

2024 4/5 金曜日
  • 帝都かんなぎ新婚夫婦 ~契約結婚、あやかし憑き~/江本マシメサ、もちゃろ
  • 魔女の結婚 ~愛し子との婚約は破棄します~/織都、音中さわき
  • NVC 非暴力コミュニケーションワークブック/koko、丹羽順子
  • 一瞬に生きる/小久保裕紀
  • 銀座「四宝堂」文房具店3/上田健次
  • さよなら、田中さん/鈴木るりか
  • 絞め殺しの樹/河崎秋子
  • スクリーンが待っている/西川美和
  • 引越し侍 門出の凶刃/鈴峯紅也
  • めおと旅籠繁盛記/千野隆司
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/