山口瞳電子全集10 1964年『マジメ人間』

山口瞳電子全集10 1964年『マジメ人間』

山口瞳

本体2000円 + 税

読む

内容紹介

1964年作家専業生活に入った山口瞳の小説、エッセイ等全156作品を収録。プロ野球ルポエッセイ、企業訪問記など多彩な作品が並ぶ。

収録作品は、エッセイ「宇宙通信時代」(毎日新聞1月1日掲載)から、小説「俺は19歳 最終回 サヨナラ・パーティ」(PR誌「カトレア」12月)まで、1964年に発表された小説、エッセイ等全156作品を初出掲載順に収録。
1964年は、『江分利満氏の優雅な生活』で第48回直木賞を受賞後、前年末にサントリーを退社し、専業作家として走り出した年で、ジャーナリズムの世界では、「江分利満氏」は山口瞳の代名詞となり、取材記事のタイトルなどに使われ始めた年でもあった。
「江分利満氏」は、作者・山口瞳の等身大に近く、「江分利満氏キャンプを行く」などと、特に取材もののタイトルに「「江分利満氏」が山口瞳の代名詞として使われることが増えてきたため、「江分利満氏」イコール「山口瞳」と考える読者が多くなってきたが、「江分利満」氏はすでに独立した人格を持って、一人歩きをし始めた。「江分利満氏」と、1964年6月に発表した短篇小説の題名である「マジメ人間」とが、山口瞳の代名詞として、その後、広く世に知れわたるようになる。
東京五輪開催に沸いた1964年は、山口自身は五輪よりもプロ野球に高い関心を寄せ、1月と2月には「キャンプめぐり」、3月から9月までは「野球時評」、10月2日から11日まで、「球場スケッチ」と題して、「日本シリーズ」の現地報告をするなど、プロ野球エッセイを年間通じて綴った一年でもあった。
付録として、電子全集の総監修を務める、山口瞳の長男・山口正介が回想録、「草臥山房通信」(10)を寄稿。

同じジャンルの書籍から探す

想い出の昭和型板ガラス 〜消えゆくレトロガラスをめぐる24の物語〜 聖俗 世界巡礼×銀座クラブ時代に得た自由自在∞(無限大)の私! 娘を呑んだ道 夢探偵フロイト −邪神が売る殺意− 都知事失格 P+D BOOKS 私版 京都図絵 怖い夜 斬ばらりん3 薩摩炎上編 小説 サイドライン カフェー小品集 桜の木の見える場所 栗本薫・中島梓傑作電子全集8  [伊集院大介 II] それいゆ文庫 あなたの、そして誰かのお弁当 〜あけぼの町三丁目 みんなのお弁当物語〜 アルテミスの涙 冬の蝶 修法師百夜まじない帖 いのちのギフト〜犬たちと私から送る勇気のエール〜

次回配信の予定

2024 3/25 月曜日
  • 週刊ポストGOLD 実家とお墓 すべて解決!/週刊ポスト編集部

2024 3/26 火曜日
  • ガメラ監督日記 完全版/金子修介

2024 3/27 水曜日
  • 新陰の大河 上泉信綱伝/上田秀人
  • ドラえもん科学ワールド 空を飛ぶしくみ ~飛行機から生き物まで~/藤子・F・不二雄、藤子プロ、岐阜かがみがはら航空宇宙博物館

2024 3/28 木曜日
  • 世界一細かすぎる筋トレ ストレッチ図鑑/岡田隆

2024 3/29 金曜日
  • それいゆ文庫 あなたの願いを叶えます ~神獣琴子のよきかな成長譚~/八重、佐倉
  • 週刊ポストGOLD グラビア傑作選2023/週刊ポスト編集部
  • 小学館ジュニア文庫 名探偵コナン 服部平次セレクション 浪速の名探偵/酒井匙、青山剛昌
  • 庄野潤三電子全集 第7巻 1971~1974年「明夫と良二」ほか/庄野潤三
  • ぼくのママはプロサッカー選手/岩清水梓
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/