山口瞳 電子全集19 1978〜1979年『血族』

山口瞳 電子全集19 1978〜1979年『血族』

山口瞳

本体2000円 + 税

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内容紹介

自分の家族の生涯を赤裸々に綴った私小説『血族』を始めとして、1978年〜1979年9月までに書かれた67作品収録。

収録作品は、エッセイ「人生仮免許」(朝日新聞ほか1978年1月15日)から、小説「昨日の今日」(「小説現代」1979年9月)まで、1978年〜1979年9月までに発表された小説、エッセイ等67作品を初出掲載順に収録。

山口が初めて書きおろした長編小説『血族』は、美しく奔放で、好きなように生き、自らのことをほとんど語ることなく亡くなった母について、幼い頃に目にした光景、家に出入りしていた人たちの言葉、そして数々の資料をひもとき作者は自らの出自の謎に迫り、その過程を、母の思い出などを交えて綴った作品である。登場する人物は、直接関わりのない人々がイニシャルになっているのをのぞけば、親族はみな実名であり、“私小説”の傑作として、山口瞳を代表する作品として、第27回菊池寛賞を受賞した。

また、1978年1月15日(成人式)の朝日新聞はじめ全国紙に、山口は「人生仮免許」というエッセイを掲載した。これは、法的に飲酒が許される[新成人]に向けて、山口瞳が、酒の飲み方や礼儀作法を説くという、サントリーの新聞紙全5段の広告企画であった。4月1日の[新入社員に贈る]と共に、人気のある年中行事となって、以後、山口瞳が亡くなる1995年まで、17年間書き継がれることになるのである。

付録として、電子全集の総監修を務める、山口瞳の長男・山口正介が回想録「草臥山房通信」(19)を寄稿。

次回配信の予定

2024 4/30 火曜日
  • 星のカービィ コピー能力4コマ大図鑑 プププなチカラ編/ダイナミック太郎

2024 5/2 木曜日
  • ゴーイング・ゼロ/アンソニー・マクカーテン、堀川志野舞
  • 湘南生まれ、おとぎ話育ち/村崎羯諦
  • 増補版 九十八歳。戦いやまず日は暮れず/佐藤愛子
  • 付添い屋・六平太 飯綱の巻 女剣士/金子成人
  • 土下座奉行 どげざ忠臣蔵/伊藤尋也
  • 陰陽師と桜姫/あすみねね、由羅カイリ
  • 廃妃は紅き月夜に舞う 耀帝後宮異史/はるおかりの、夏目レモン

2024 5/9 木曜日
  • P+D BOOKS 散るを別れと/野口冨士男
  • P+D BOOKS 鉄塔家族(下)/佐伯一麦
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