「エッセイ集 1960年代~70年代」 収録作品一覧

【エッセイ】

■初期文集

失われつつある詩と教育
民主主義の踏絵
若き世代にむかって
人間の条件
五年後のにがみ
旅立て
黒人兵と日本の若者
星の王子さま
われらは主張する
われらは主張する
原点に回帰する
署名運動の意義 正統性の論理
無関心の功罪
飢えた子供の前で文学は可能か?―サルトルの発言について
現代についてのエチュード
日本春歌考と僕
愚劣の衆解散式のすすめ その序
僕自身のための弁明と嘘つき
チェコ問題についてのコメント
北杜夫「黄いろい船」
自己批判及び文学ノート

●短篇選評
・根源的な問いかけを
・短編小説批判
・混乱、火、犯罪、爆発--短編批判

ヤクザ映画について
編集後記に代えて僕たちの長い広告
犯罪者宣言及びわが母系一族
郷里(暴力)の意味―文学ノート2
やぶれかぶれ四枚
文学への執念
編集後記(「文芸首都」終刊記念号)
キャンプにて
『宿命と表現』の磁場―芹沢俊介第一評論集

角材の世代の不幸(1968)

■鳥のように獣のように


・二十代の履歴書
・紀州弁
・母系一族
・萎びた日向くさい南瓜
・処女の秋刀魚
・鳳仙花の母
・男に結婚の決意などいらない
・わが友
・火宅の雪
・土のコード
・町よ
・働くことと書くこと
・センチメンタリズム
・ピクニック・スト
・初発の者
・アングリー、ハングリー
・不思議な場所
・作家と肉体


・私の道楽
・雪と「獣」
・犯罪者永山則夫からの報告
・時は流れる……
・親爺を殴り殺せ
・地図の彼方へ

Ⅲ ・酒一筋に魅せられて……
・いま変身について書くこと
・わがノッテルダム
・姉の自由・アナーキー
・異国での確認
・”コートームケイ”の小説

「読書ノートから」
・古井由吉『水』
・金鶴泳『石の道』
・古山高麗雄『蟻の自由』
・佐木隆三『年輪のない木』
・阿部昭『あの夏 あの海』
・柄谷行人『意味という病』

「映画ノート」から
・「告白」と「やさしい日本人」
・大島渚「儀式」
・アイバン・パサー「生き残るヤツ」
・「北国の帝王」
・「続激突カージャック」

・方位73
・自同律に不愉快を表明するぼくの自意識
・小説の新しさとは何か

■夢の力


・海人の海
・風景の貌
・心にひびいた言葉
・熊野
・大島・田子
・美しさを抱えて映える半島
・風景を飲む
・私の中の日本人
・熱い血
・天下の絶品
・梅干の喧噪
・雨女と雪男
・私のスペイン


・耕の花
・夢の力
・小説の敵
・根源的な場所----南部
・地の神・地の霊
・労働という祈祷と文学
・鳥類に類ス
・短編小説としての能
・詩は軽蔑に値する
・軽蔑したドストエフスキイ
・奇妙な厭な所
・戦争を欲する子供たち
・戦後と私 ー 江藤・本多論争を読んで
・心の滴


・一本の草
・坂口安吾 空翔けるアホウドリ
・坂口安吾 ファルスの光景
・和田芳恵・老残の力
・短編小説の力 ー 水上勉『寺泊』『壺坂論争』をめぐって
・安岡章太郎・肉感的文体論
・出さなかった返書 ー 小林秀雄を読む
・蓄積された自然としての存在 ー 秋山駿氏へ

「読書ノートから」
・谷崎潤一郎『異端者の悲しみ』
・丸山健二『朝日のあたる家』
・丸山健二『火山の歌』
・矢沢永吉激論集『成りあがり』


・野生の青春 ー 「リラックスィン」
・青春の新宿
・ジャズの日々
・路上のジャズ
・一回限りの楽天的なコルトレーン
・”空飛ぶ豚”
・君の地図を映像の中に展開せよ
・映画ノート76~77


・有難い湯
・私の文章修業
・犬の私
・私は名人
・小鳥の話
・十八歳の頃
・翻訳した詩
・<本>の外へ飛び出したい
・風景というリング
・科白の悲しみ
・和田さんの色
・古山さんの味
・その頃
・小説家の酒

■破壊せよ、とアイラーは言った(「RUSH」を収録)

「RUSH」
・狙撃
・ピューマの眼
・自然主義の精神
・ジャズが聞えてくる
・歌と語りの源流
・わが友の潔さ
・暴力と親和
・芥川賞
・非日常の側からの攻撃
・暗い哀しい目の若衆
・”真”を求める価値紊乱者
・同時代を生きる実感
・不良性のない時代
・戦争を勃発させる写真家
・「物語星」人の血が騒ぐ
・熱狂の青春の回復
・演劇
・意味のはじまりを問う
・右翼Ⅰ
・右翼Ⅱ
・小説家の覚悟
・「造反無理」
・クローン人間
・表現者として在る感性
・さらば、だ

■単行本未収録70年代エッセイ

●単行本未収録作品(1975年~1976年)
文学にとって私とは誰か
「作家」にとってこの闘いは
私の近況
健康な文学者の声 吉本隆明「詩的乾坤」

●単行本未収録作品(1977年~1979年)
大逆事件を求めて
海と光
祖母の芋
祝発刊(「新紀日報」の発刊に寄せて)
小説 非常なもの―森崎和江著『遙かなる祭』を読む
※酒を飲むたびに喧嘩し、
市長に会って
鈴木翁二 ジャズビレ大学卒
※夜の酒場で顔をあわせ
魂ふゆ

●単行本未収録作品(1976年~1979年)
芥川賞受賞のことば(1976)
物語ることを断念した物語 山口瞳著『血族』(1979)
北村透谷 都は燃えたか(1979)
尹興吉『長雨』の衝撃(1979)
※六月中になんとかアメリカへ脱出しよう(1979)
アメリカ・8月の最終日(1979)