古典文学の名作を林真理子が官能的に再構築。
誠実だが真面目で性に対しても淡泊な薫と、好色で不誠実だが女性に優しく情熱的な匂宮。光源氏の血をひく、二人のイケメン貴公子が都から離れた、美しい水郷の地=宇治で繰り広げる恋愛ゲーム。裏切り、嫉妬、懐疑・・・。そしてふたりの間で翻弄される女、浮舟の揺れ動く心と、愛欲におぼれゆく様を、恋愛小説の名手、林真理子がリアルに、執拗に、そして官能的に描き切った問題作。
平安の恋愛小説の原初として、千年以上にわたって読み継がれてきた「源氏物語」の中でも、人気の「宇治十帖」部分を大胆に新解釈。世紀を超えた二股愛の末に、浮舟が向かった衝撃的末路は!?
美しい情景描写と、濃密にしてエロティックな性愛表現。さらにはスピード感溢れる展開に読み始めたら止まらない! 果たしてこれは古典文学なのか、それとも現代小説なのか?
前作「六条御息所 源氏がたり」(上下巻)に続く、林真理子版「小説源氏物語」の、いよいよ完結編です!
2024 | 11/20 | 水曜日 |
2024 | 11/22 | 金曜日 |
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