もしも私が、そこにいるならば
片山恭一
本体510円 + 税
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内容紹介
自分の一生は、あの一週間のためにあったのかもしれない—。そんな一生のような”一瞬のきらめき”を透徹した目線で、切なく静かに描きとった中篇集。著者いわく「『世界の中心で愛をさけぶ』の原型がここにある」。
「もしわたしが口を噤んでしまえば、わたしたちのあいだには何もなかったことになる。でもそれは確かに起こった。あの年の夏、わたしたちのあいだに起こったことを、きみにも知っておいてもらいたいんだ」余命いくばくもないママの病室に突如あらわれた見慣れない中年男性。彼は、ためらいながらも、やがてママとのことを話しはじめた。三十年かけて、その夏はようやく終わりを迎えようとしていた—。<実現しなかった思いほど、美しいものはない>。『世界の中心で、愛をさけぶ』で奏でられたそんな切ないまでの思いが、作者の内的音楽が、耳を澄ませばここでも聴こえてくる。
次回配信の予定
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2025 |
8/18 |
月曜日 |
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2025 |
8/20 |
水曜日 |
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2025 |
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木曜日 |
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- P+D BOOKS 幻影の構成/眉村卓
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