「恋人は誰か?」と訊ねられたら、僕は迷わず伊達(だて)と答えるだろう。だが、自分の内の母性が目覚めた今、僕は、学(まなぶ)さんと暮らすことを選んだ。それはいわば『結婚』に近いものだった。その宣言に、伊達は「もうおまえを抱くことはできない」と言い放った。僕は自分の身勝手さを省みもせず、ただ彼を詰(なじ)りつづけた。
そんな僕の帰りを待ち受けていたのは、相変わらず能天気な由鷹(よしたか)と、3人の赤ん坊だった。うおお〜っ☆
2024 | 10/16 | 水曜日 |
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