純で世事に疎(うと)い高校2年生・高岡秋彦(たかおかあきひこ)が『八十島(やそしま)警備保障』西部支店を訪れたのは、親友・室伏(むろふし)が、社長の八十島鼎(かなえ)と山仲間であり、その人柄と会社の懇切(こんせつ)な対応を説いたからだが、そこには顔は同じでも性格は対照的な双子がいた。支店長で堅実な豊(ゆたか)と、おちゃめで何をやっても長続きしない静(しずか)と。
秋彦の相談内容とは、彼に対する謎(なぞ)のプレゼント攻撃。なぜか留学中の姉夏子(なつこ)の車の中に置いていくのは脈絡なく実害のない物。しかし突然それがグロテスクな物に! 静が調査を開始した。後半は、自ら詐欺師(さぎし)を名乗る誠実な(?)男が高岡姉弟に迫る物語。
ジュニア小説界随一(ずいいち)の筆が冴える!!
2024 | 10/16 | 水曜日 |
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