それいゆ文庫 マダム・ベンゼルクの読書係3

それいゆ文庫 マダム・ベンゼルクの読書係3

著/佐倉紫

イラスト/ウエハラ蜂

本体1000円 + 税

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内容紹介

出版業界のことはわたくしも詳しくないけれど、あなたが大変な環境に置かれているのは間違いないと思うの——
大学図書館からベンゼルク伯爵夫人の屋敷までの道を急ぐアマーリエの目に留まったのは、欄干に足をかけ川に身を乗り出している女性……。早まらないでくださいぃいい——ッ!! 必死で手を伸ばし、阻止しようとするアマーリエ。女性はなんとか引っ張り上げることができたが、まさかまさかのハプニングで、教科書やノート、それに大切なフェブミラーの短編集を詰め込んだ鞄を川に落としてしまった。急いで川から掬い上げたものの、鞄もその中身も、すっかり濡れそぼってしまった。途方に暮れるアマーリエだったが、涙ながらに詫びるその女性を前に涙腺決壊。ひとしきり泣いて、アマーリエはその女性を連れベンゼルク夫人の屋敷を訪れた。使用人たちの手によってピカピカに磨き上げられ、ようやく人心地がつくと、女性は夫人とアマーリエにラウラと名乗り、翻訳家であることを二人に告げた。どうしてあんなところで……? との問いに、ラウラは身の上を語りはじめた。担当編集者から苦手なジャンルばかりが回されること、新人だから、女性だからと、蔑むような言葉を投げつけられること、報酬が極端に少ないこと、さらには出版物には亡き師匠の名のみで自分の名は表記してもらえないこと。それはおかしい! ラウラはしばらくベンゼルク夫人の屋敷に滞在して、忙しいアマーリエに代わって読書係をすることに。後日、アマーリエがリシャード子爵とともに担当編集者に会いに行くと、なんとその担当編集者とは彼女の夫であったと判明……!?
慧眼な伯爵夫人の目に留まったのは、やりがい搾取されている若き翻訳者。大人気シリーズ第3弾!

次回配信の予定

2026 10/6 火曜日
  • 逆説の日本史28 大正混迷編 南北朝正閏論とシーメンス事件の謎/井沢元彦
  • 銀座「四宝堂」文房具店8/上田健次
  • 黒百合姫は破産フラグを回避したい 腹黒王子は誘惑対象ではありません/マチバリ、中村ユキチ
  • 警察庁の女忍者/佐々木裕一
  • 神戸北野異人館に住む名探偵はスイーツをご所望です/来海空々瑠、多田由美
  • ご縁おむすび屋 継父の生姜ご飯/有馬美季子
  • 処方箋のないクリニック プライマリ・ケア/仙川環
  • 平家物語/林真理子
  • 偏差値70の自転車競技部 ステージ4 ロードレース編/松尾清貴
  • 私の方丈記1 70歳、これからは湯豆腐/太田和彦

2026 10/7 水曜日
  • あの子にしか行けない天国/木爾チレン
  • ある町の呪われた学校たち/鶴田法男、佐東みどり
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