南海王国記
飯嶋和一
本体2070円 + 税
読む
内容紹介
史上初、台湾侵攻!歴史小説の巨人、最新刊!
国境を脅かす騎馬民族の大軍を何度も退け、明王朝を堅守し続けた名将・袁崇煥(えんすうかん)が、私欲にまみれた宦官たちの讒言によって処刑された。明朝の終わりの始まりだった。若き崇禎帝(すうていてい)は人民の困窮などには目を向けず、自らの独裁君主権を脅かされることばかりを恐れた。ほどなく、李自成(りじせい)の反乱によって明は滅亡した。
その年、20歳を迎えた青年がいた。青年は、漢土の沿海で最も恐れられた海賊の子だった。幼い頃から聡明だったその青年は科挙の生員(受験資格者)となり、南京の太学で儒学を修めた。青年の名を、鄭成功(ていせいこう)といった。
明王朝が倒れ、満州の騎馬民族が国号を清とあらため漢土を席巻、明の旧臣らが続々と清に寝返っていく中で、「抗清復明」を高らかに掲げて青年は国を作った。
台湾島に建てられたその国は、わずか22年の間だけ幻のように耀いた。
(底本 2025年7月発売作品)
次回配信の予定
 |
2025 |
12/22 |
月曜日 |
 |
- キャラクター超ひゃっか ポケットモンスターわくわく大しゅうごう!!/小学館
 |
2025 |
12/25 |
木曜日 |
 |
 |
2025 |
12/26 |
金曜日 |
 |
- 現代ユウモア全集 14巻 『晴れ後曇り』 細木原青起/細木原靑起
- 辻邦生電子全集 4巻 初期小説 『廻廊にて』『夏の砦』ほか/辻邦生
ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/