江戸川乱歩 電子全集11 ジュヴナイル第2集
江戸川乱歩
本体1400円 + 税
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内容紹介
戦中の異色作2本と海野十三、森下雨村の幻の作品(未刊行)を含む周辺作家のジュヴナイルを収録。ここでしか読めない特典満載!
全20巻の折り返しにあたる第11巻は、本編より特典の方が多いイレギュラーな構成でお届けする。今回の軸は、戦中に書かれた異色の2作品である。「新宝島」は、昭和15年から翌年にかけて『少年倶楽部』に連載された冒険小説だ。もう1作は、旧作がすべて絶版となり本名での執筆が難しくなった乱歩が、昭和17年から「小松龍之介」名義で連載した「智恵の一太郎」シリーズ。こちらは時局に配慮して、不穏な事件の起きない科学謎解き小説となっている。ともに戦中という時代背景もあって、他の作品とは少し趣を異にするのでここに集約した。そして今回の特典は、乱歩と親交のあった同時代の探偵作家が小学館の学習雑誌に残した作品。このうち森下雨村の「水上透少年シリーズ」(昭和9年)と海野十三による短篇小説(昭和15年)は、これまで一度も刊行されたことがない幻の作品である。また、甲賀三郎の名作「真紅の鱗形」(昭和5年)では、後の単行本で「江口」とされているある主要登場人物の名前が、実は初出時には、途中で「江連(えつれ)」に変わっていることが明らかになった。「江連」とは、何者か。甲賀が仕掛けた謎に、ミステリ評論界の名探偵が80年の時を超えて挑む。
<特典>小酒井不木の少年科学探偵シリーズ3作(覆刻/初出は、大正末期)や、大下宇陀児「魔法少年」(昭和11年)も収録。新たな視点で“いけすかない少年探偵たち”を斬る小松教授の解説をはじめ、論考も充実。
次回配信の予定
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2025 |
7/1 |
火曜日 |
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- sabra第4号(2025年夏)/sabra net 編集部
- みんながねむったら/安西水丸、安西カオリ
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2025 |
7/3 |
木曜日 |
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- ドラえもん科学ワールドspecial 遺伝子のふしぎ/藤子・F・不二雄
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2025 |
7/4 |
金曜日 |
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- 雨利終活写真館/芦沢央
- 逆説の日本史27 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎/井沢元彦
- 昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本/牧田習
- 邪神の花嫁御供 生贄は真実の愛を捧ぐ/田井ノエル、THORES柴本
- 新・教場/長岡弘樹
- 空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間/奧田貞子
- 不思議カフェ NEKOMIMI/村山早紀
- 前の家族/青山七恵
- 魔女と黒猫 家庭教師をしたら高慢な姫様に懐かれました/宮野美嘉、毛玉呂
- 笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち/金子ユミ
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