昭和5年までの随筆・評論を初出のまま、発表順に収録。「休載お詫び」や「附記」が断然面白い!
いよいよ最終シリーズ、随筆・評論編のスタートである。初回は、デビュー前から昭和5年までに様々なメディアに掲載された作品を発表順に並べてお届けする。
乱歩の随筆は、昭和四年の『悪人志願』以来何度も単行本化され刊行されている。また、「暗号記法の分類」や探偵作家論など今読んでも楽しめるものも多いので、ファンなら一度は目にしたことがあるであろう。それらお馴染みの作品に加えて、今回は「附記」や「お詫び」として掲載された短文も可能な限り収録した。
実は、これまで単行本にも収録されず、まとめられることのなかったこの部分が、とてもおもしろい。創作の最後に添えられた「こんな作品でスミマセン」、あるいは「こんなつもりじゃなかった」。休載してしまったときの「書けなくてゴメンナサイ」。こういった一文には、ある種のユーモアがあり、同時に乱歩の律儀で謙虚な人柄がよく現れている。また、同時期、主に探偵雑誌に掲載された座談会4本も収録。小酒井不木、甲賀三郎、横溝正史らお馴染みのメンバーとの話はもちろん、乱歩が身を乗り出して“探偵小説的殺人の方法”を専門家に尋ねる「犯罪研究座談会」など、ひと味違ったテーマのものも楽しい。
シリーズ・スタート記念の特典として、ブログ「名張人外境」で今日も乱歩目録を更新し続ける、乱歩研究家にして編集者・中相作氏のクスッと笑えてピリッと辛いインタビューも収録。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。13
渡 航(著)ぽんかん8(イラスト)
本体630円+税
下町ロケット ヤタガラス
池井戸潤
本体1350円+税
下町ロケット ゴースト
池井戸潤
本体1350円+税
サカナとヤクザ ~暴力団の巨大資金源「密漁ビジネス」を追う~
鈴木智彦
本体1440円+税
最強職《竜騎士》から初級職《運び屋》になったのに、なぜか勇者達から頼られてます 3
あまうい白一(著)泉 彩(イラスト)
本体1200円+税
![]() |
2022 | 5/25 | 水曜日 | ![]() |
![]() |
2022 | 5/26 | 木曜日 | ![]() |
![]() |
2022 | 5/27 | 金曜日 | ![]() |