江戸川乱歩 電子全集17 随筆・評論第2集

江戸川乱歩 電子全集17 随筆・評論第2集

江戸川乱歩

本体1400円 + 税

読む

内容紹介

随筆・評論第2弾。昭和6年から終戦までの乱歩の軌跡を発表順に。海野十三、小栗虫太郎らとの奇談会や講演録も。

昭和8年「独逸ナチスの焚書をどう見る?」とのテーマのもとに書かれた一文は、現在の歴史認識から言っても極めて妥当な意見であり、また同時掲載された他の文学者のコメントと比べてもかなりデモクラティックな認識に立った見解である。それから10年後、町内会副会長、隣組の組長として、あるいは特派記者として執筆された随筆やルポには、その面影はいっさい見当たらない。あの時代のごくごく一般的な壮年男子の物の見方、見識である。はてさて、それは乱歩の真意であったのか、それとも処世術であったのか。また、この時期乱歩は、探偵小説とは何かを真摯に追求し思考する一方、同性愛に関する記述も多く書き残している。ここで語られるのは、ギリシア的恋愛、武士道的友愛といった、謂わばプラトニックな同性愛であるが、それらは乱歩の作品世界を構成する重要な要素であるとともに、人間・乱歩の厚味を支えるものでもある。このあたりは、「J.A.シモンヅのひそかなる情熱」を軸に乱歩作品のダーク・ヒーローとその魅力について解き明かす小松史生子・金城学院大学教授の鮮やかな解説をご一読いただきたい。
「大乱歩」になる前の、思考し、探求する乱歩の姿がここにある。

特典として、大下宇陀児、木々高太郎、海野十三、小栗虫太郎ら総勢8名の作家がとっておきの話を持ち寄って語り競う「持ち寄り奇談会」(昭和10年/『新青年』)を丸ごと収録。虚実ない交ぜの洒落た短篇集といった趣きである。

同じジャンルの書籍から探す

レイトン教授と幻影の森 小学館版 学習まんが人物館 マリー・アントワネット 警視庁特殊潜工班 ファントム 「さんびきのこぶた」 〜【デジタル復刻】語りつぐ名作絵本〜 小学館版 学習まんが人物館 西郷隆盛 小学館世界J文学館 ナスレッディン・ホジャ 〜トルコのとんち話101選〜 小学館世界J文学館 かしこいきつねの物語 龍の荒野 月とアマリリス 小学館世界J文学館 カトーレンの王 あっぱれ! ぱくっ 小学館世界J文学館 ジャングル・ブック 壜のなかの永遠 偶然屋 モナ 聖なる感染 帝国妖人伝

次回配信の予定

2026 9/29 火曜日
  • 週刊ポストGOLD 腰痛、肩こり、ひざ痛を自力で治す/週刊ポスト編集部

2026 9/30 水曜日
  • 水上勉電子全集 第6巻 随筆・評論2 『足もとと提灯』『土を喰ふ日々』の時代/水上勉
  • 小学館ジュニア文庫 名探偵コナン 30号殺人事件/水稀しま、青山剛昌、櫻井武晴
  • きずもの/西加奈子
  • みちひらきのおかげ犬/谷瑞恵
  • 探偵小石は戻らない/森バジル
  • 熱狂きのこピープル ~森の精に憑かれたシェフとフリークス~/一志治夫
  • 小豆島移住12年。動物たちと還暦迎えます。/内澤旬子

2026 10/1 木曜日
  • ときめきトング図鑑 ~NO TONGS,NO LIFE~/オークストング開発室
  • 江戸走り界隈 ~頑張らないほどうまくいく身体革命~(小学館新書)/大場克則、畠中茂
  • ロンジェビティ・エコノミー ~115兆円の「長寿市場」で強く豊かに~(小学館新書)/藤田誠
  • 看取る力が生きる力になる日 ~遺される家族の「終活」~(小学館新書)/荒川龍
  • 今だから笑える 笑えない介護の話(小学館新書)/岡田美里
  • 不登校だから、輝ける! ~花まるエレメンタリースクールの挑戦~/林隼人、楢戸ひかる
  • それいゆ文庫 別天町トラブルバスター3 キャンディガールは消えない/七緒亜美、カズアキ
  • それいゆ文庫 白雪姫と七人の賢人たち ~白雪姫覚醒~/浅月小夜、桜之こまこ
  • それいゆ文庫 鏡よ、鏡、この世で一番大切なものは? ~白雪姫覚醒~/浅月小夜、桜之こまこ
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/