高橋和巳・高橋たか子 電子全集 第3巻 高橋和巳 小説2『悲の器』ほか
高橋和巳
本体2000円 + 税
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内容紹介
高橋和巳の文壇デビュー作『悲の器』(第1回文藝賞受賞)を中心に、妻たか子が和巳死後に記した2冊の回想記からなる一巻。
高橋和巳の文壇デビュー作『悲の器』と「飛翔」に加え、妻たか子が記した回想記『高橋和巳の思い出』『高橋和巳という人——二十五年の後に』の2冊を収録。
『悲の器』は1962年、河出書房新社主催の第1回文学新人賞「文藝」の長編部門受賞作として、高橋和巳の名を文壇に轟かすこととなる記念碑的な書き下ろし作品。法曹界の権威で官学系大学教授の正木典膳は、神経を病んだ妻をもつ中、やがて家政婦と関係を持つ。しかし妻の死後、彼は知人の令嬢と婚約し、家政婦から婚約不履行で告訴される……。
理性と愛の相剋のもとに破滅していく戦後知識人の苦悩と葛藤が描かれた長編である。
一方、「飛翔」は「芸術生活」1964年4月号に発表された小品。
また、“奇蹟の夫婦”電子全集の特性に順じ、妻たか子が和巳没後に記した回想記2冊を併録。
2冊の間に20年のブランクがあり、その味わいの変化にも注目したい。
解説は、文芸評論家・井口時男氏。解題は和己巻の監修者も務める作家・太田代志朗氏が担当。付録として「悲の器」の生原稿等を収録する。
次回配信の予定
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2025 |
7/1 |
火曜日 |
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- sabra第4号(2025年夏)/sabra net 編集部
- みんながねむったら/安西水丸、安西カオリ
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2025 |
7/3 |
木曜日 |
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- ドラえもん科学ワールドspecial 遺伝子のふしぎ/藤子・F・不二雄
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2025 |
7/4 |
金曜日 |
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- 雨利終活写真館/芦沢央
- 逆説の日本史27 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎/井沢元彦
- 昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本/牧田習
- 邪神の花嫁御供 生贄は真実の愛を捧ぐ/田井ノエル、THORES柴本
- 新・教場/長岡弘樹
- 空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間/奧田貞子
- 不思議カフェ NEKOMIMI/村山早紀
- 前の家族/青山七恵
- 魔女と黒猫 家庭教師をしたら高慢な姫様に懐かれました/宮野美嘉、毛玉呂
- 笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち/金子ユミ
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