スリー・アゲーツ 下 二つの家族
五條瑛
本体650円 + 税
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内容紹介
最後の最後まで、父親は父親だった——。
北朝鮮工作員が命がけで守ろうとしたもの、それは——。
旧防衛庁出身作家の渾身作にして、第3回大藪春彦賞を受賞した大傑作エンターテインメント、感動の下巻!
米国国防総省(ペンタゴン)直轄の情報機関に所属する葉山隆は、北朝鮮工作員で、偽造紙幣“スーパーK”の運び屋・チョンの足取りを追っていた。
チョンは、日本での隠れ蓑として杉川春子という女と家庭を持ち、勇気という息子をもうけていた。
勇気は、父から贈られた瑪瑙(アゲート)の石を、片時も放さずに持っていた。
葉山は、野球を通じて勇気と知り合い、聞き取り調査を進めるうち、チョンが春子と勇気に抱いている愛情は本物だという確信を深めていく。
そして、春子や勇気を囮にチョンをおびき出そうとする組織の作戦に反発し、チョンを亡命させるべく動き出す。
一方、チョンが北朝鮮に残してきた妻・光朱と娘・春花は、国境を流れる豆満江を越えようとする。
だが、渡渉の途中に北朝鮮の警備隊に見つかり銃撃され、光朱は命を落とす。
ひとり残された春花は、父に贈られた瑪瑙の石を胸に、父を待ちはじめるが‥‥。
祖国とは何か?
家族とは何か?
工作員の行為にひそむ、凄絶な悲しみが読む者の胸を打つ。
ラストは感涙必至!!
次回配信の予定
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2025 |
7/1 |
火曜日 |
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- sabra第4号(2025年夏)/sabra net 編集部
- みんながねむったら/安西水丸、安西カオリ
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2025 |
7/3 |
木曜日 |
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- ドラえもん科学ワールドspecial 遺伝子のふしぎ/藤子・F・不二雄
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2025 |
7/4 |
金曜日 |
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- 雨利終活写真館/芦沢央
- 逆説の日本史27 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎/井沢元彦
- 昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本/牧田習
- 邪神の花嫁御供 生贄は真実の愛を捧ぐ/田井ノエル、THORES柴本
- 新・教場/長岡弘樹
- 空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間/奧田貞子
- 不思議カフェ NEKOMIMI/村山早紀
- 前の家族/青山七恵
- 魔女と黒猫 家庭教師をしたら高慢な姫様に懐かれました/宮野美嘉、毛玉呂
- 笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち/金子ユミ
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