江戸川乱歩 電子全集13 ジュヴナイル第4集
江戸川乱歩
本体1400円 + 税
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内容紹介
惹句入りで連載時のまま読むか、漢字でスラスラ読むか。
1つの作品を2つのヴァージョンで。読んで比べる少年探偵団。
「つぎつぎとおこる奇怪な事件! 黄金豹とは、そもそもなにもの?」(「黄金豹」)、「真夜中にろうかを歩く美しい人形——。またまたおこる怪事件!」(「魔法人形」)。あおり文句もそのままに、連載時のかたちを再現してお届けする少年探偵団シリーズ。昭和の図書館には必ずあったポプラ社のあの本をあえて漢字化し、大人が違和感なく読めるようにしたヴァージョンも併録。戦後の少年誌の雰囲気を味わいたい人にも、奇想天外な読みものとして楽しみたい人にもおすすめの、大人のためのジュヴナイルである。
よく知られているように、乱歩は単行本にする際、自身で作品に手を入れ、時代に合うよう修正していた。今回収録した作品でも、連載時とポプラ社版では異なる部分がかなりあり、細かいものも合わせると、変更は優に100を超える。そのうち特に重要なところや興味深い部分には、註釈を加えたり、対応する箇所をリンクで結んで確認できるようにしている。乱歩のあとを辿り、資料的な探求を試みるのもまた、大人ならではの楽しみ方であろう。
収録作品は、「海底の魔術師」「探偵少年」など全7作。
大人になってはじめてわかる「子どもの知らない子どもの世界」が、きっとある。
他に付録として、『小学六年生』(小学館)に掲載された乱歩「天空の魔人」の翻案(「天空魔人」)を誌面まるごと再録。小松史生子・金城学院大学教授による、乱歩ジュヴナイルの根底にある根源的な恐怖とその対象についての考察も、ぜひ。
次回配信の予定
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2025 |
11/26 |
水曜日 |
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- 小学館版 新学習まんが人物館 平賀源内/岩田やすてる
- 新装版 続・森崎書店の日々/八木沢里志
- 世界一のワルい子ゴードン/アレックス・ラティマー、中井はるの
- 平原のモーセ/双雪濤、大久保洋子
- ミステリ作家、母になる/辻堂ゆめ
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2025 |
11/27 |
木曜日 |
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- 医師しか知らない 死の直前の後悔(小学館新書)/和田秀樹
- 危機管理の日本史(小学館新書)/島崎晋
- 箱根駅伝“最強ランナー”大塚正美伝説/飯倉章
- ポケモン サイエンスブック でんき ~光る、しびれる、つながる!電気のパワーにせまれ!~/岩崎孝之
- ポケモン サイエンスブック みず・こおり ~流れる、こおる、消える!? 水の不思議を探れ!~/神田学
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2025 |
11/28 |
金曜日 |
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- 学年誌 ウルトラふろく大全/秋山哲茂、円谷プロダクション
- 現代ユウモア全集 13巻 『涙の値打』 田中比左良/田中比左良
- 週刊ポストGOLD 薬の危ない副作用「大事典」
- 辻邦生電子全集 3巻 後期長篇小説(ロマン)『嵯峨野明月記』『西行花伝』ほか/辻邦生
- 百歳の景色見たいと母は言い/市毛良枝
- ゆきんこのレストラン/ながしまひろみ
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