高橋和巳・高橋たか子 電子全集 第13巻 高橋和巳 小説7『捨子物語』ほか

高橋和巳・高橋たか子 電子全集 第13巻 高橋和巳 小説7『捨子物語』ほか

高橋和巳

本体2000円 + 税

読む

内容紹介

処女長編『捨子物語』を中心に、初めて書いた小説「片隅から」など初期の習作短編に遺稿「三人の父」等を収録。

3度にわたって出版された処女長編『捨子物語』を中心に、初めて書いた小説「片隅から」から、「月光」「淋しい男」「退屈に就いて—チエホフ小論」「老牛」「藪医者」「生ける朦朧」「罪」「森の王様」「子供たちに与う倨傲の歌」「コプラの歎き」「奇妙な終宴」「神よ、我れこの児を殺さむ」の初期短編13編に、未完の戯曲「不可能な三幕」、ラジオドラマ・シナリオ「詠み人知らず」、没後に雑誌「人間として」6号に収録された「国家——あるいは『幻の国』」「三人の父」を収録。
『捨子物語』が河出書房新社から単行本として発売されたのは1968年3月である。
その「あとがき」によれば「最初、京都大学在学中、たしか昭和二十七年、友人の小松左京、近藤龍茂らと出した同人誌に冒頭の一部を掲載し、ついで大学卒業後、多くの友人の援助によって、ごく少部数を印刷に付し、知友に配布した」と記されている。
冒頭の一部が掲載されたのは「現代文学」第一号(1952年10月)で、自費出版したのが足立書房版(1958年6月)である。
当巻では1952年の[初出版]、1958年の[足立書房版]、1968年の[決定版]の3種すべてを収録している。
高橋和巳が初めて書いた小説「片隅から」は、戦時中の工場動員をテーマに描かれたもので、「京大作家集団」のガリ刷りの作品集第三号(1950年3月)に発表され、後日「あの花この花と」と改題し、「文學界」1965年9月号に掲載されている。
解説は、文芸評論家・藤村耕治氏が務め、解題は和己巻の監修者を務める作家・太田代志朗氏が担当。
付録として「捨子物語」等の生原稿等を収録する。

※この作品は一部カラー写真が含まれます。

同じジャンルの書籍から探す

主婦と恋愛 国会議員基礎テスト P+D BOOKS 女誡扇綺譚・田園の憂鬱 九十九神曼荼羅シリーズ 百夜・百鬼夜行帖8 薫風 家族スクランブル いつも二人で 夢幻∞シリーズ 百夜・百鬼夜行帖107 むつとの別れ・下 宇曾利山(うそりやま) ほどなく、お別れです 夢幻∞シリーズ こちら公園管理係6 さよならガンさん 中上健次 電子全集19『全対話集 I』 刑事姫 〜一千億円の少女〜 せいせいするほど、愛してる 偏差値70の野球部 レベル3 守備理論編 夢幻∞シリーズ ミスティックフロー・オンライン 第4話 さ迷う弾丸たち(2) 色川武大・阿佐田哲也 電子全集 22 阿佐田哲也の異色企画『競輪教科書』ほか 夏に泳ぐ緑のクジラ

次回配信の予定

2025 12/16 火曜日
  • HugKumムック中学受験 親のフォローの正解ってなに? ~令和の家庭にちょうどいい、受験スタイルの見つけ方~/HugKum編集部
  • Sanctuary ~奄美 生きものたちの息吹~/浜田太

2025 12/17 水曜日
  • くらやみ小学校/姫野カオルコ
  • サンクトペテルブルクの鍋/坂崎かおる
  • BIRD/コートニー・コリンズ、満園真木
  • すべての中心は犬だった/高杉’Jay’二郎、矢部太郎
  • ドラえもんの社会科おもしろ攻略 [新版]日本の産業がわかる/藤子・F・不二雄、進学教室浜学園、田中康一
  • REAL KITCHEN & INTERIOR SEASON14  ~こんなに変わったキッチンとインテリアのための最新ショールーム~/本間美紀

2025 12/18 木曜日
  • 電子限定特典イラスト付き 小説 葬送のフリーレン2 ~前奏~/八目迷、山田鐘人、アベツカサ

2025 12/19 金曜日
  • 小学館ジュニア文庫 受験のカミサマ~中学受験・合格へのオラクル~/ぐうとくじん、マリサ
  • 小学館ジュニア文庫 小説 青のオーケストラ 5/時海結以、阿久井真
  • 小学館ジュニア文庫 小説 ブラックアリス 2/藍沢羽衣、なかむらさとみ
  • 小学館ジュニア文庫 天国の犬ものがたり~一枚の写真~/藤咲あゆな、堀田敦子、環方このみ
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/