庄野潤三電子全集 第6巻 1968〜1970年「絵合せ」「前途」ほか
庄野潤三
本体2500円 + 税
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内容紹介
戦時下の自身の学生生活を描いた「前途」、「紺野機業場」「屋根」の3つの長編を含め、1968年から1970年に発表された15編を初出順に収録。
戦時下の自身の学生生活を描いた『前途』、第20回芸術選奨文部大臣賞受賞作『紺野機業場』、「屋根」「父と子」「村の道」の3編を纏めて単行本化した『屋根』を中心に、1968年から1970年に発表された15編を初出順に収録。
1970年5月に庄野の長女・夏子は結婚し家を出る。家族5人で“山の上の家”で暮らした最後の時期に、嫁ぐ日間近な長女を囲み、毎夜“絵合せ”に興じる5人——日常の一コマを限りない深い愛しみの心で綴った中編「絵合せ」は、翌71年に第24回野間文芸賞を受賞する。
『前途』は、現在の生活を描くことが多い庄野が、戦争の足音を聞きながら過ごした青春時代を日記型式で描いた作品。作家・島尾敏雄をモデルにした同級生・小高との交情、執筆当時没後15年にあたり作品集の解説文を書いたことで述懐した文学の師・伊東静雄との交流等を描き、庄野にとっても重要な作品である。
そのほか、第20回芸術選奨文部大臣賞受賞作『紺野機業場』、作品集『小えびの群れ』に収録された短編「尺取虫」「星空と三人の兄弟」「湖上の橋」「秋の日」「雨の日」「戸外の祈り」「パナマ草の親類」「小えびの群れ」「年ごろ」「さまよい歩く二人」「野菜の包み」を収録する。
解題は監修を務める日本文学研究者・上坪裕介氏が担当。
付録として「絵合せ」の生原稿冒頭、「紺野起業場」の創作計画表等を収録。
※この作品は一部カラーが含まれます。
次回配信の予定
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火曜日 |
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- 雨利終活写真館/芦沢央
- 逆説の日本史27 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎/井沢元彦
- 昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本/牧田習
- 邪神の花嫁御供 生贄は真実の愛を捧ぐ/田井ノエル、THORES柴本
- 新・教場/長岡弘樹
- 空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間/奧田貞子
- 不思議カフェ NEKOMIMI/村山早紀
- 前の家族/青山七恵
- 魔女と黒猫 家庭教師をしたら高慢な姫様に懐かれました/宮野美嘉、毛玉呂
- 笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち/金子ユミ
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