終身刑の女
著/レイチェル・クシュナー
訳/池田真紀子
本体1130円 + 税
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内容紹介
2018年仏メディシス賞外国小説賞受賞作。
サンフランシスコは決して「美しい街」ではない。
冷たい霧と泥と、薬物と銃とタトゥー。
29歳にして二つの終身刑プラス6年の刑で服役しているロミーにとって、生まれ育った街はただ呪われていた。
幼い頃から愛情に恵まれず、社会支援も得られず、ドラッグや万引きを繰り返し、ストリッパーになり、子を産んで、その子が幼いうちにストーカーを殺し、逮捕された。
やがて息子の面倒を見ていた母親が亡くなったと知り、ロミーは絶望の果てに脱走を企てる。
主人公ロミーの他、カリフォルニア州スタンヴィル女子刑務所で絶望的な余生を過ごす囚人たちが、あの手この手で生きる希望の糸口を探す様子が克明に描かれる。
刑務所に収監された女性たちの心情を繊細に描き出すことで、格差社会の底辺にいるアメリカ人たちを浮き彫りにした、文学の香気も漂う傑作スリラー。
なお本作は、フェミナ賞と並ぶフランス最高の文学賞であるメディシス賞(外国小説部門)を2018年に受賞、同年ブッカー賞の最終候補ともなった。
次回配信の予定
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2025 |
5/19 |
月曜日 |
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- 欲望100個書いてみた ~派遣女子から年商20億 小田桐あさぎ自伝~/ASAGI(小田桐あさぎ)、高坂ゆう香
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2025 |
5/21 |
水曜日 |
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- アカシアの朝/櫻木みわ
- 運命の終い/奥田亜希子
- 消えたモナ・リザ/ニコラスデイ、千葉茂樹
- キャラとメルのおかしなバースデー/えぐちりか
- はじめての茶道 おちゃをどうぞ/石崎綾子、横須賀香
- ぷっち ぷりっち たまごっちユニ!/nikki、すえはらみゆ
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2025 |
5/22 |
木曜日 |
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- いつもの野菜ひとつで美味レシピ ~おかず、おつまみ、常備菜、使い切りにも。~/小堀紀代美
- 「見た目が9割」をどう生きる/中野信子、りんたろー。
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2025 |
5/23 |
金曜日 |
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- 人生、あれかこれか/土屋眞弓
- 脇阪克二のアイデア箱 ~つくりながら日々暮らす~/脇阪克二
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