荒野の古本屋

荒野の古本屋

森岡督行

本体560円 + 税

読む

内容紹介

「一冊の本だけしか売らない書店」誕生前夜。

ベストセラーとして話題を呼んだ単行本がついに文庫化!前代未聞の「一冊の本だけを売る書店」として、今や国内はもとより海外からも注目を集める銀座「森岡書店」。その人気書店誕生前夜の物語。大学卒業後、本と散歩に明け暮れたモラトリアム期、神保町の老舗古書店で日々勤しんだ修業時代、その後、茅場町というビジネス街で古書店を成功させるまでをリリカルに描く。「店内にはシューベルトのニ単調ソナタがブツ、ブツという音とともに鳴り響いていた。たしかにこちらもあまりに牧歌的に長すぎる。LPレコードのかなたのピアニストも、二律背反のなかでもがいているのだろうか」「私のようなものがこの時期に独立することは、荒海に飛び込んでいくような行為ではないか。独立はとんだ落とし穴なのではないか」「見渡すかぎりの荒れ地。風はそのあいだを土煙を巻いて、侘びしく吹き抜けた。住所はさしずめ東京中央区無番地といったところだろう。私はそこに古本屋を開いてしまった」(本文より)。本を愛する人、書店、ブックカフェを開いてみたい人、書店に関わる人すべて必読の一冊。解説はエッセイストの酒井順子さん。

同じジャンルの書籍から探す

お笑い芸人 入門百科 師匠、御乱心! EVショック 〜ガラパゴス化する自動車王国ニッポン〜(小学館新書) この人たちを笑うな! GOAT Summer 2025 愛は愛とて何になる 無知の死 〜これを理解すれば「善き死」につながる〜(小学館新書) パラリンピックと日本人 〜アナザー1964〜(小学館新書) 山口瞳 電子全集21 1981〜1982年『草競馬流浪記』 P+D BOOKS 人間滅亡の唄 イベリコ豚を買いに 新装版 ぼくは戦争は大きらい 〜やなせたかしの平和への思い〜 手塚番 〜神様の伴走者〜 審判はつらいよ(小学館新書) 夫が「家で死ぬ」と決めた日 〜すい臓がんで「余命6か月」の夫を自宅で看取るまで〜 落語の履歴書 語り継がれて400年(小学館101新書)

次回配信の予定

2025 12/10 水曜日
  • GOAT Winter 2026/朝井リョウ、一穂ミチ、野崎まど
  • 名探偵コナン&理科探偵団 3 コナンと学ぶ植物/青山剛昌、八神健、鹿賀ミツル
  • 名探偵コナン&理科探偵団 4 コナンと学ぶ乗り物/青山剛昌、海童博行、鹿賀ミツル

2025 12/11 木曜日
  • 顔を洗う本 ~“肌と心を巡らせる力”アローテ銀座のすべて~/アローテ銀座
  • 審美/西尾潤
  • P+D BOOKS 時空道中膝栗毛/小松左京
  • P+D BOOKS 天上の青 (上)/曽野綾子

2025 12/12 金曜日
  • 完全版 シングルモルトスコッチ大全/土屋守
  • ブレンデッドウィスキー大全/土屋守
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/