わたしからはじまる 〜悲しみを物語るということ〜
入江杏
本体1440円 + 税
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内容紹介
わたしからはじまる魂の再生の物語。
読みながらいっしょに沈んでいく。
壊れそうになる。
最後に、極微の勁(つよ)い光に射ぬかれる。
——鷲田清一さん(哲学者)
繊細な、こわれものとしての「悲しみ」を、
粗略に扱わない社会のために、
静かに読まれるべき一冊
——平野啓一郎さん(小説家)
上智大学グリーフケア研究所非常勤講師として、
悲しみにある人々に寄り添う活動を続けている
著者の入江杏さんは、2000年に起きた
「世田谷事件」の被害者遺族です。
隣に住む、愛する妹家族を失った悲しみは、
6年もの間、語られることはありませんでした。
語りにひらかれたきっかけについて、まえがきにこうあります。
心ない報道、周囲からの偏見と差別、沈黙を強いる母への抵抗……
わたしは語りへと突き動かされ、無我夢中で心の断片を拾い集めました。
そのかけらから恥を洗い流してみると、そこには透き通った悲しみが顕れました。
——まえがきより
“被害者遺族はこうあるべき”といった世の中の「大きな物語」に抗い、
「わたしの物語」を取り戻し、魂の再生へと向かう軌跡の書です。
次回配信の予定
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2025 |
11/26 |
水曜日 |
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- 小学館版 新学習まんが人物館 平賀源内/岩田やすてる
- 新装版 続・森崎書店の日々/八木沢里志
- 世界一のワルい子ゴードン/アレックス・ラティマー、中井はるの
- 平原のモーセ/双雪濤、大久保洋子
- ミステリ作家、母になる/辻堂ゆめ
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2025 |
11/27 |
木曜日 |
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- 医師しか知らない 死の直前の後悔(小学館新書)/和田秀樹
- 危機管理の日本史(小学館新書)/島崎晋
- 箱根駅伝“最強ランナー”大塚正美伝説/飯倉章
- ポケモン サイエンスブック でんき ~光る、しびれる、つながる!電気のパワーにせまれ!~/岩崎孝之
- ポケモン サイエンスブック みず・こおり ~流れる、こおる、消える!? 水の不思議を探れ!~/神田学
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2025 |
11/28 |
金曜日 |
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- 学年誌 ウルトラふろく大全/秋山哲茂、円谷プロダクション
- 現代ユウモア全集 13巻 『涙の値打』 田中比左良/田中比左良
- 週刊ポストGOLD 薬の危ない副作用「大事典」
- 辻邦生電子全集 3巻 後期長篇小説(ロマン)『嵯峨野明月記』『西行花伝』ほか/辻邦生
- 百歳の景色見たいと母は言い/市毛良枝
- ゆきんこのレストラン/ながしまひろみ
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