立原正秋 電子全集14 『北国の世界 紬の里』
立原正秋
本体1800円 + 税
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内容紹介
雪深い越後塩沢で紬を織る未亡人の元へ通う男との逢瀬の日々を描く『紬の里』ほか、“盟友”作家・小川国夫との往復書簡も収録。
雪深い越後の地で、紬を織る女の秘めた情熱と、彼女に惹かれ通い続ける織物研究家のエゴイズムが次第にかみ合わなくなっていく様を描いた『紬の里』。二人の心理の揺れが、背景をなす雪国の自然や風光に投影され、叙情的に描かれた作品。立原の親友ともいえる作家・小川国夫とおぼしき人物が登場する『合わせ鏡』は、異母妹を愛してしまった主人公の苦悩と放悉の日々を描く。親友・小川国夫との7年におよぶ往復書簡『冬の二人』全編と、二人の対談「中世への接近」も収録。黒川能を観に鶴岡へ行った男女が、雪のなかで空を駆ける馬の蹄の音を聞く『雪のなか』、家の向かいの山を切り崩す建設会社の労務者との性愛に溺れる人妻を描く『山肌』を収録。
付録として長女・立原幹氏が父の思い出を綴る「東ケ谷山房 残像 十四」など関連エッセイ3作収録。特別付録として『紬の里』『合わせ鏡』生原稿のほか、小川国夫から立原への書簡を収録。「写真でたどる立原正秋の軌跡」(5)では、親友・小川国夫とのスナップ写真を掲載。
※この作品にはカラー写真が含まれます。
次回配信の予定
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2025 |
7/1 |
火曜日 |
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- sabra第4号(2025年夏)/sabra net 編集部
- みんながねむったら/安西水丸、安西カオリ
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2025 |
7/3 |
木曜日 |
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- ドラえもん科学ワールドspecial 遺伝子のふしぎ/藤子・F・不二雄
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2025 |
7/4 |
金曜日 |
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- 雨利終活写真館/芦沢央
- 逆説の日本史27 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎/井沢元彦
- 昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本/牧田習
- 邪神の花嫁御供 生贄は真実の愛を捧ぐ/田井ノエル、THORES柴本
- 新・教場/長岡弘樹
- 空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間/奧田貞子
- 不思議カフェ NEKOMIMI/村山早紀
- 前の家族/青山七恵
- 魔女と黒猫 家庭教師をしたら高慢な姫様に懐かれました/宮野美嘉、毛玉呂
- 笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち/金子ユミ
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