立原正秋 電子全集16 『いそぎ往く春 去年の梅』
立原正秋
本体1800円 + 税
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内容紹介
“春”に象られた作品『春のいそぎ』『暗い春』など5篇を収録。立原文学の醍醐味とも言える男女の“愛の業”が堪能できる1巻。
『春のいそぎ』は、6歳で父の自裁という滅亡を見てしまい、亡骸が安置されていた部屋に立てられていた金屏風が忘れられず金箔師となった、主人公のデガダンスな生活と性愛を描いた作品。『暗い春』は大学のマルクス主義研究会で出会った男女の屈折した愛と、互いの境遇の違いから生じたすれ違いと、悲劇的な別れから、敗戦直後の学生の暗い青春を描いている。『去年の梅』は、別の女を作った夫に満たされない日々を送る人妻が、自ら開くサロンで出会ったロシア文学者との間で静かに進行していく愛の姿を、サロン客達の愛憎劇と対比させながら描いた作品。ほかに『春の病葉』『春の修羅』を収録。
付録として長女・立原幹氏が父の思い出を綴る「東ケ谷山房 残像 十六」など関連エッセイ3作収録。特別付録として『春の病葉』の生原稿と、立原自身が刊行に尽力した文芸誌「犀」の「創刊の辞」「終刊の辞」を収録。
※この作品にはカラー写真が含まれます。
次回配信の予定
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2025 |
7/1 |
火曜日 |
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- sabra第4号(2025年夏)/sabra net 編集部
- みんながねむったら/安西水丸、安西カオリ
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2025 |
7/3 |
木曜日 |
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- ドラえもん科学ワールドspecial 遺伝子のふしぎ/藤子・F・不二雄
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2025 |
7/4 |
金曜日 |
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- 雨利終活写真館/芦沢央
- 逆説の日本史27 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎/井沢元彦
- 昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本/牧田習
- 邪神の花嫁御供 生贄は真実の愛を捧ぐ/田井ノエル、THORES柴本
- 新・教場/長岡弘樹
- 空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間/奧田貞子
- 不思議カフェ NEKOMIMI/村山早紀
- 前の家族/青山七恵
- 魔女と黒猫 家庭教師をしたら高慢な姫様に懐かれました/宮野美嘉、毛玉呂
- 笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち/金子ユミ
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