山口瞳 電子全集8『男性自身 VIII 1992〜1995年』

山口瞳 電子全集8『男性自身 VIII 1992〜1995年』

山口瞳

本体2000円 + 税

読む

内容紹介

再び随筆形式に戻った「男性自身」は、山口の死をもって1614回で終了する。「男性自身」1435〜1614話までを完全収録。

収録作品は、「週刊新潮」1992年1月2・9日合併号の第1435話「展覧会の初日」から、1995年8月31日号の第1614話「仔象を連れて」まで、最後半部分を、連載掲載順に180篇を完全収録。
1994年1月20日「大団円」(1535話)まで続いた“日記体”の文章は、「一人の老人がどうやって病を得て、どうやって死んでいくかを記録するつもりで書き始めた」と山口は語った。実際、還暦を迎えた山口の周りでは、親しくしていた師、先輩、友人たちが次々と亡くなっていく。ただ、「まだ生きている」ので、この狙いは挫折したとして、再び「男性自身」は随筆体となっていく。
1994年週刊新潮8月25日号から10月6日号まで7回に渡って連載された「涙のごはむ」は、先輩作家として敬愛していた吉行淳之介への鎮魂歌であった。さらに、1995年、病の床についた山口は、その闘病生活すらも「男性自身」の中で、赤裸々に語る。しかし、山口の死によって、8月31日号の第1614話「仔象を連れて」をもって、「男性自身」は突然、連載が終了するのであった……。
なお、付録として、電子全集の総監修を務める、山口瞳の長男・山口正介が回想録、「草臥山房通信」(8)を寄稿。また、山口が心から愛したサントリーの元会長・佐治敬三氏との晩年の対談、「再びトリスを飲んでハワイへ行こう」を収録。

同じジャンルの書籍から探す

駄犬道中おかげ参り 越し人 芥川龍之介 最後の恋人 愛について、なお語るべきこと 上 石田衣良がマンガで伝授!創作才能の磨き方 ~人気作家の創作の極意2~ 山口瞳 電子全集14 1969年 『なんじゃもんじゃ』 P+D BOOKS ベトナム報道 ウォールデン 森の生活 上 中上健次 電子全集1 『紀州熊野サーガ1 竹原秋幸三部作』 宮尾登美子 電子全集1『櫂/岩伍覚え書』 夢幻∞シリーズ ミスティックフロー・オンライン 第7話 薫風ノイズ(5) 夢幻∞シリーズ 百夜・百鬼夜行帖73 百夜の霍乱(かくらん) 夢幻∞シリーズ 箒の騎士4 バレエ・メカニック後篇 ニュースのあとがき ちゃんぽん食べたかっ! 下 誘拐ジャパン 夢幻∞シリーズ 婚活!フィリピーナ6 マギー

次回配信の予定

2025 7/1 火曜日
  • sabra第4号(2025年夏)/sabra net 編集部
  • みんながねむったら/安西水丸、安西カオリ

2025 7/3 木曜日
  • ドラえもん科学ワールドspecial 遺伝子のふしぎ/藤子・F・不二雄

2025 7/4 金曜日
  • 雨利終活写真館/芦沢央
  • 逆説の日本史27 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎/井沢元彦
  • 昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本/牧田習
  • 邪神の花嫁御供 生贄は真実の愛を捧ぐ/田井ノエル、THORES柴本
  • 新・教場/長岡弘樹
  • 空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間/奧田貞子
  • 不思議カフェ NEKOMIMI/村山早紀
  • 前の家族/青山七恵
  • 魔女と黒猫 家庭教師をしたら高慢な姫様に懐かれました/宮野美嘉、毛玉呂
  • 笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち/金子ユミ
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/