中上健次 電子全集21『中上健次と柄谷行人』
中上健次
本体1946円 + 税
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内容紹介
最終配信。“生涯の友”=柄谷行人との対話の全てがここにある。
中上健次と柄谷行人、ふたりの出会いは共に群像新人文学賞の最終選考落選者として招かれた、「三田文学」(当時の編集長は遠藤周作)の編集室においてだった。1968年のことである。70年代に入り、柄谷行人がイエール大学に招聘され渡米する時、中上はまだ羽田空港で貨物を扱う肉体労働者だった。それだけにこのふたりの出会いと生涯の交友は、ひとつの奇跡であり、事件でさえあったと言えるだろう。
ここに収録したのは、4回にわたる対談、「柄谷行人への手紙」、さらには「わが友 柄谷行人」(『鳥のように獣のように』所収)という初期エッセイ、雑誌「國文学」の柄谷特集に寄稿された「青い血、青アザ−−柄谷行人」である。
柄谷行人は、後にも先にもやったことのない結婚式の仲人と、葬儀委員長を中上健次のために務めている。
「不思議な事だが、何から何まで違うのに関心が一致してしまい、こいつ俺と同じように青い血だな、青アザがあるなと思うしかない人間がいるものである」(「青い血、青いアザ−−柄谷行人」)
【ご注意】※お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
※この作品にはカラー写真が含まれます。
次回配信の予定
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2025 |
7/1 |
火曜日 |
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- sabra第4号(2025年夏)/sabra net 編集部
- みんながねむったら/安西水丸、安西カオリ
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2025 |
7/3 |
木曜日 |
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- ドラえもん科学ワールドspecial 遺伝子のふしぎ/藤子・F・不二雄
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2025 |
7/4 |
金曜日 |
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- 雨利終活写真館/芦沢央
- 逆説の日本史27 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎/井沢元彦
- 昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本/牧田習
- 邪神の花嫁御供 生贄は真実の愛を捧ぐ/田井ノエル、THORES柴本
- 新・教場/長岡弘樹
- 空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間/奧田貞子
- 不思議カフェ NEKOMIMI/村山早紀
- 前の家族/青山七恵
- 魔女と黒猫 家庭教師をしたら高慢な姫様に懐かれました/宮野美嘉、毛玉呂
- 笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち/金子ユミ
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