福永武彦 電子全集6 『ボードレールの世界』、わが同類。
福永武彦
本体2500円 + 税
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内容紹介
詩人・福永武彦が、自己の作詩体験に裏打ちされた“憂愁の詩人”ボードレール詩篇の分析と翻訳、解説、小伝等を収録。
収録作品は、“憂愁の詩人”ボードレールの詩篇の分析、評論、随筆、年表からなる研究書『ボードレールの世界』、パスカル・ピアが記し、福永が翻訳した小伝『ボードレール』、同じく福永が翻訳した、ボードレールの作品集『悪の華』初版と再版と「新・悪の華」、『パリの憂愁』。
さらにボードレールの作風に影響を受けながらも、「偶然」を排した完全・完璧な美しい詩を書いた、フランス印象派の代表詩人マラルメの作品7篇の翻訳も収録。 戦中よりマチネ・ポエティクの同人として詩篇創作に刻苦していた福永が、戦後「自ら詩を書く者でなければ覗き得ぬ深淵、自らコスモスを持つ者でなければ感じ得ない神秘」を、刻み付けるように記した著作『ボードレールの世界』は、福永初の単著でもあり、同時にフランス文学者としての福永の横顔が垣間見れる重要な作品といえる。
初刊『ボオドレエルの世界』「序文」の中で福永は「僕は年来ボオドレエルを愛讀してゐるうちに、詩人としての立場、自ら創作する者としての立場から、小さなボオドレエル論を書いてみたいと思ふやうになつた。ボオドレエルの詩作には、自ら詩を書く者でなければ覗き得ぬ深淵、自らコスモスを持つ者でなければ感じ得ない神秘が、多くあるやうに思へた」
と記している。
附録として、初刊本『ボオドレエルの世界』自作短歌入り署名本、ボードレール「旅への誘ひ」翻訳過程のメモ等を収録。
※この作品はカラー写真が含まれます。
次回配信の予定
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2025 |
7/1 |
火曜日 |
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- sabra第4号(2025年夏)/sabra net 編集部
- みんながねむったら/安西水丸、安西カオリ
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2025 |
7/3 |
木曜日 |
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- ドラえもん科学ワールドspecial 遺伝子のふしぎ/藤子・F・不二雄
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2025 |
7/4 |
金曜日 |
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- 雨利終活写真館/芦沢央
- 逆説の日本史27 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎/井沢元彦
- 昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本/牧田習
- 邪神の花嫁御供 生贄は真実の愛を捧ぐ/田井ノエル、THORES柴本
- 新・教場/長岡弘樹
- 空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間/奧田貞子
- 不思議カフェ NEKOMIMI/村山早紀
- 前の家族/青山七恵
- 魔女と黒猫 家庭教師をしたら高慢な姫様に懐かれました/宮野美嘉、毛玉呂
- 笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち/金子ユミ
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