福永武彦電子 全集18 『死の島』、ロマンの完結。
福永武彦
本体2500円 + 税
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内容紹介
福永文学の集大成・長篇『死の島』と、その原型ともいえる短篇「カロンの艀」。晩年の「海からの聲」「山のちから」を収録。
雑誌「文藝」に1966年1月から1971年8月まで、断続的に計56回連載された超大作『死の島』。
初出版は、雑誌連載原稿を底本とし、単行本で削除された「幕合の口上」や「梗概」も完全収録。
ベックリンの絵とシベリウスの曲から示唆を受け、4人の主要登場人物が複層的に絡み合い、カットバック的に時間が交差し、3つの結末をもつという複雑な構成を持つ『死の島』は1972年、第4回日本文学大賞を受賞した福永武彦の集大成ともいえる作品。
関連して「死の島」ノオトやインタビュー記事等に加え、1953年に記された「死の島」その原型ともいえる短篇「カロンの艀」(単行本未収録作品)と、『死の島』に言及した篠田一士氏と菅野昭正氏との対談も併録する。
さらに福永晩年の小説作品として、あえて旧字旧かなで記された「海からの聲」と、遺稿となった作品「山のちから」の未定稿と決定稿2種を収録する。
附録として、『死の島』の本文主要異同表と章題異同表、『死の島』、「山のちから」の創作ノート、1952年に認めた自筆手帖等を収録している。
次回配信の予定
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2025 |
7/1 |
火曜日 |
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- sabra第4号(2025年夏)/sabra net 編集部
- みんながねむったら/安西水丸、安西カオリ
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2025 |
7/3 |
木曜日 |
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- ドラえもん科学ワールドspecial 遺伝子のふしぎ/藤子・F・不二雄
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2025 |
7/4 |
金曜日 |
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- 雨利終活写真館/芦沢央
- 逆説の日本史27 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎/井沢元彦
- 昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本/牧田習
- 邪神の花嫁御供 生贄は真実の愛を捧ぐ/田井ノエル、THORES柴本
- 新・教場/長岡弘樹
- 空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間/奧田貞子
- 不思議カフェ NEKOMIMI/村山早紀
- 前の家族/青山七恵
- 魔女と黒猫 家庭教師をしたら高慢な姫様に懐かれました/宮野美嘉、毛玉呂
- 笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち/金子ユミ
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