がんに生きる

がんに生きる

なかにし礼

本体1170円 + 税

読む

内容紹介

がんを前向きに考えれば、違う世界が見える。

 今や2人に1人が罹ると言われるがん。かつてのように「不治の病」ではなく、早期発見すれば完全寛解するものも多い。本書は数多あるがん治療体験記だけではなく、いかにがんという病をポジティブに考えていくという趣旨だ。著者は2度のがん闘病を経験した直木賞作家で、自らの体験から得た「哲学」といってもいい。
 がんをただ恐れるのではなく、「がんという病を抱えたもう一人の友人を見つけた」と考えて、あらゆることをその「友人」と相談しながらやりたいことができる。そう考えれば「がんは人を成長させる」し、新たな目覚めのチャンスを得たともいえる。
 人生喜怒哀楽、いろいろある。その人生を実人生とだけ考えてしまうと愛憎が入り交じったものになるし、苦悩さえ残る。著者にしても良いばかりの人生だけではなく、実の兄が事務所の金や印税を使い込み、借金漬けにされてしまったこともあった。でも、夢だと思えば、苦しみでさえ夢だから、残るのは楽しい夢の感覚しかないという。そう、人生を夢だと思えば何も恐れることはない。諦めるのではない。「がんになった。さあ生きよう!」と前向きに病と闘えばいいのだ。

同じジャンルの書籍から探す

新型コロナワクチン 副作用が出る人、出ない人 女らしさは誰のため?(小学館新書) バージョンアップ はちきれそうなあたしの12か月 「気づき」の幸せ 「余白」のある暮らしのつくり方 〜90日で手に入れる〜 ことばの心・言葉の力 娘が理解できません 〜大人になった娘のために、母親は何ができるか〜 三浦綾子 電子全集 新しき鍵―結婚について考える 幸田家のことば〜知る知らぬの種をまく〜 5人の名医が実践する「ほどほど」健康術 異状死 〜日本人の5人に1人は、死んだら警察の世話になる〜(小学館新書) 「大人の発達障害」をうまく生きる、うまく活かす(小学館新書) 話す力(小学館新書) 東大首席弁護士が挫折を繰り返して見つけた「努力が99%報われる25のヒント」 感染症・微生物学講義 〜人類の歴史は疫病とともにあった〜(小学館新書) 劣等感という妄想 禅が教える「競わない」生き方

次回配信の予定

2024 11/27 水曜日
  • ICT支援員という仕事 ~デジタル化時代の学校教育を支える~/五十嵐晶子
  • あれ?/unpis
  • GOAT/西加奈子、小川哲、尾崎世界観、市川沙央、チョン・セラン
  • ジェリコの製本職人/ピップ・ウィリアムズ、最所篤子
  • 錦鯉 ~宮澤正明写真集~/宮澤正明
  • 不器用のかたち/藤原麻里菜

2024 11/28 木曜日
  • 池上彰の世界の見方 アフリカ ~希望の大地か、暗黒の大陸か~/池上彰
  • 女性セブンムック もっとワクワク暮らすために「やめる」「始める」100のヒント ~人生100年時代~/女性セブン編集部
  • 燃えつきるまで ~松田宣浩自叙伝~/松田宣浩

2024 11/29 金曜日
  • あなたの生きづらさ“昭和な呪い”のせいでした ~古い価値観から心を開放するメンタルエクササイズ~/松尾知枝
  • 現代ユウモア全集 1巻 『後生樂』 坪内逍遙/坪内逍遙
  • 庄野潤三電子全集 第15巻 エッセイ2 1966~1975年 「庭の山の木」ほか/庄野潤三
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/