猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」第7巻 欲望のメディア

猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」第7巻 欲望のメディア

猪瀬直樹

本体1000円 + 税

読む

内容紹介

テレビの正体を探り、ネット社会の到来を予見した画期的メディア論。

「ミカド三部作」の完結編『欲望のメディア』(1990年11月小学館刊行、1994年7月新潮文庫、2013年3月小学館文庫)を収録。単行本が刊行された1990年以降のメディアの変遷を追った増補「インタラクティヴな展開へ」(『週刊文春』の連載「ニュースの考古学」より9編のコラムで構成)を加えた完全版。

テーマとなるのは、戦後における新たな「御真影」の役割を果たしてきたテレビというメディア。高柳健次郎による発明、正力松太郎による開局、力道山と「ご成婚」による茶の間への浸透、田中角栄による系列化の推進。ミカドの国を跋扈する映像メディアの正体を探り、ネット社会の到来を予見した画期的メディア論。

本書には巻末に文庫にはない、中村雄二郎氏との対話「『欲望のメディア』が示す日本人への警告」(『週刊ポスト』1990年10月26日号初出)を収録。また、大岡玲氏による作品解説「“庶民的”な『御真影』の未来」(2002年6月小学館刊『猪瀬直樹著作集第7巻』所収)、植田康夫氏による文庫版解説「“ミカド三部作”は新たな思想の書」(新潮文庫版)のほか、「誰が『知る権利』を矮小化させたか」(1996年7月13日「東京弁護士会夏季合同研究全体討議」での講演)、「『ラストニュース』、この番組が現実にあれば……」(2001年8月小学館刊 文庫版『ラストニュース1』所収)など、猪瀬自身による関連原稿を収める。

同じジャンルの書籍から探す

白土三平 カムイ伝の真実 名探偵コナンの10才までに知っておきたい世の中のこと177 韓国人の癇癪 日本人の微笑み 箱根駅伝“最強ランナー”大塚正美伝説 獲る 食べる 生きる 〜狩猟と先住民から学ぶ“いのち”の巡り〜 知ってはいけない薬のカラクリ(小学館新書) 大江戸剣豪列伝 切先越しにみるサムライの260年(小学館新書) 秘訣は官民一体 ひと皿200円の町おこし 〜宇都宮餃子はなぜ日本一になったか〜(小学館101新書) へこたれない UNBOWED ワンガリ・マータイ自伝 父のビスコ 読者ハ読ムナ(笑) 〜いかにして藤田和日郎の新人アシスタントが漫画家になったか〜 尖閣を獲りに来る中国海軍の実力 自衛隊はいかに立ち向かうか(小学館101新書) 合本版 逆説の日本史 近世・江戸編 卑怯者の島 戦後70年特別企画 「借金1000兆円」に騙されるな!暴落しない国債、不要な増税(小学館101新書) アナザー1964 パラリンピック序章

インフォメーション

次回配信の予定

2026 1/7 水曜日
  • 作家の愛したホテル/伊集院静
  • リッチ・ウォーターズ/ロバート・ベイリー、吉野弘人
  • 映画「教場 Reunion」ノベライズ/涌井学、長岡弘樹、君塚良一
  • 戦国女刑事/横関大
  • ほどなく、お別れです 遠くの空へ/長月天音
  • 魔王陛下の最愛 人生n回目の悪役令嬢ですが、今度は魔王と無限デスループに囚われた模様です/松田詩依、音中さわき
  • 命舞/安倍雄太郎、yoco
  • 私はスカーレット 5/林真理子
  • 私はスカーレット 6/林真理子

2026 1/8 木曜日
  • ドラえもん学びワールド チョコレートのひみつ/藤子・F・不二雄、藤子プロ、佐藤清隆
  • とみとふく ~76歳、古民家ひとり暮らしの登美さんと、保護犬フレンチブルドッグ~/松場登美
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/