立原正秋 電子全集20 『男と女II きぬた』
立原正秋
本体1800円 + 税
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内容紹介
こわれた関係を立て直そうとする夫婦それぞれに感じる愛を描く『きぬた』など、男と女の愛憎を描いた5作品を収録。
『きぬた』は立原が敬愛する世阿弥の『砧』を想起させる表題で、父への反抗、妻へのコンプレックスから、家を出て厭世的な生活を送る道舜と、計画的な、たった一度の夫の友人と逢瀬で生まれた傷を、人智の及ばない自然の持つ大きな力で癒やしていく妻・縫。新婚時代に二人で出かけた雪解け水が湧出している泉を、久々に見に行った二人は、透明感のある地下水を見て、汚れのなかった当時の二人の歳月を思い出す……。そのほか、堕胎を通じて体験した主人公の“現実の枯野”を描く『枯野』、再会した作庭師との逢瀬の果てに“枯野”歩き始めた人妻を描いた『夢は枯野を』、そして『狂い花』、『おんなの足音』と、男と女を描いた5作品を収録。
付録として先輩作家として敬愛していた吉行淳之介氏のとの対談のほか、吉行氏による立原逝去への追悼エッセイや、長女・立原幹氏が父の思い出を綴る「東ケ谷山房 残像 二十」など関連エッセイ4作を収録。特別付録として、『きぬた』、『狂い花』の生原稿を収録。
※この作品にはカラー写真が含まれます。
次回配信の予定
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2025 |
7/1 |
火曜日 |
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- sabra第4号(2025年夏)/sabra net 編集部
- みんながねむったら/安西水丸、安西カオリ
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2025 |
7/3 |
木曜日 |
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- ドラえもん科学ワールドspecial 遺伝子のふしぎ/藤子・F・不二雄
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2025 |
7/4 |
金曜日 |
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- 雨利終活写真館/芦沢央
- 逆説の日本史27 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎/井沢元彦
- 昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本/牧田習
- 邪神の花嫁御供 生贄は真実の愛を捧ぐ/田井ノエル、THORES柴本
- 新・教場/長岡弘樹
- 空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間/奧田貞子
- 不思議カフェ NEKOMIMI/村山早紀
- 前の家族/青山七恵
- 魔女と黒猫 家庭教師をしたら高慢な姫様に懐かれました/宮野美嘉、毛玉呂
- 笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち/金子ユミ
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