立原正秋 電子全集26 『冬のかたみに その生涯』

立原正秋 電子全集26 『冬のかたみに その生涯』

立原正秋

本体1800円 + 税

読む

内容紹介

最終巻を飾る自伝的作品『冬のかたみに』『猷修館往還』に加え、金胤奎名で書かれた処女作『ある父子』など7作品を収録。

自伝的作品である『冬のかたみに』は、朝鮮時代の体験を元にした「幼年時代」、「少年時代」と、ほぼ10年後の鎌倉で結婚したばかりの青年期を描いた「建覚寺山門前」の三編から成る。自ら「私にとっては風土が帰趨すべき場所であった……」と述懐する幼少年期体験を淡々と描いた重要な作品の一つ。また、『猷修館往還』は独立した短篇ではあるが、主人公が鎌倉の高校1年生であり、その出自からして「少年時代」と「建覚寺山門前」の間において読める作品でもある。

そのほか、妻以外の女を愛する初老の男の哀愁を描いた『たびびと』、小編『山水記』に加え、本格的に作家活動をする前の1949年に民族名の金胤奎(キムインキュウ)として、雑誌「自由朝鮮」に発表していた真の処女作『ある父子』と、立原正秋名での初創作した詩篇『ある谷間と単独者』が、立原初期作品の貴重な資料として、今回史上初めて全集に収録された。

付録として長女・立原幹氏が父の思い出を綴る回想録の最終話「東ケ谷山房 残像 二十六」などの関連エッセイ3作、評伝『立原正秋伝』より「死」を収録。特別付録として、『冬のかたみに』、『猷修館往還』の生原稿と、雑誌「二十世代」に掲載された『ある谷間と単独者』の初出を収録している。

※この作品にはカラー写真が含まれます。

同じジャンルの書籍から探す

海が見える家 旅立ち 冬に子供が生まれる あぶない刑事 2 P+D BOOKS 鉄塔家族(下) 九十九神曼荼羅シリーズ 百夜・百鬼夜行帖7 春な忘れそ すべてあなたのためだから 消える息子 ミシン2/カサコ 小学館ジュニア文庫 世界名作シリーズ フランダースの犬 宮尾登美子 電子全集3『鬼龍院花子の生涯/楊梅の熟れる頃』 鬼哭 〜帝銀事件異説〜 それいゆ文庫 番町呪物奇譚 〜針供養童子 戀々〜 白天狗の贄嫁 重なる心は明日を救う TEN 上 戻ってきた娘 P+D BOOKS 水の都

次回配信の予定

2025 10/27 月曜日
  • アマチュア・ベースボールオフィシャルガイド’25 グランドスラム66/グランドスラム編集室

2025 10/28 火曜日
  • もぐらぷーる/中山信一

2025 10/29 水曜日
  • 明日の恋人たち/チョン・ヨンス、吉川凪
  • 圧倒的な結果を出す思考の筋トレ ~なぜトップアスリートは仕事でも成功しやすいのか?~/金久保武大
  • 彼女の最初のパレスチナ人/サイード・ティービー、大津祥子
  • 新装版 森崎書店の日々/八木沢里志

2025 10/30 木曜日
  • 週刊ポストGOLD 名医13人が教える「生活習慣病」の治し方と防ぎ方/週刊ポスト編集部

2025 10/31 金曜日
  • 現代ユウモア全集 12巻 『紅茶と葉卷』 牧逸馬/牧逸馬
  • 辻邦生電子全集 2巻 中期大長篇小説(ロマン) 『春の戴冠』ほか/辻邦生
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/