山口瞳 電子全集23 1985〜1986年『新東京百景』

山口瞳 電子全集23 1985〜1986年『新東京百景』

山口瞳

本体2000円 + 税

読む

内容紹介

還暦を迎え、小説“絶筆”宣言をした1986年11月。画文紀行文『新東京百景』他、1985〜1986年に書かれた64作品。

収録作品は、エッセイ「晩年」(1985年1月「別冊文藝春秋」170号)から、エッセイ『新東京百景』9「深川ロフト、浅草ROX」(1986年12月「小説新潮」)まで、1985年から1986年に発表された小説、エッセイ等64作品を初出掲載順に収録。

1986年(昭和61年)、11月3日の誕生日に、山口瞳は満60歳、還暦を迎えることになり、これを期して、絶筆を宣言するが、連載と以前より約束してあった原稿については、その限りでないとした。第23回巻に収録された小説も「庭の砂場」(1985年11月「オール讀物」)と「窮すれば」(1986年2月「小説新潮」)の2作の短篇小説と、「誰にでも青春があった」という編集部企画のために書いた中篇小説「−に−を掛けると」(1986年9月「オール讀物」)のみと大変少ない。

紀行エッセイのための旅行は、1983年から続いていた『温泉へ行こう』の連載が1985年の「呉越同舟、王泉閣の宴のあと」(「新潮45+」3月号)をもって完結し、代わりに、1986年「小説新潮」4月号から、画文紀行の『新東京百景』の連載をはじめる。その第1話は「新宿超高層ビル群の夜と昼」と題して、変わりゆく新宿の夜景を中野サンプラザからの夜景を見事に描いている。第23回巻では第9話までを収録。また、1986年よりサントリーPR誌「リカーショップ」で連載された『行きつけの店』11編も当巻末に収録した。 

付録として、電子全集の総監修を務める、山口瞳の長男・山口正介が回想録「草臥山房通信」
(23)を寄稿。さらに山口瞳がサントリー勤務時代“編集長”として辣腕を振るったPR誌「洋酒天国」の巻末「編集後記」の資料もすべて見られるようにした。

EPUB68.7MB(校正データ時の数値)。

※この作品にはカラー画像が含まれます。

同じジャンルの書籍から探す

高橋和巳・高橋たか子 電子全集 第18巻 高橋たか子 エッセイ2『霊的な出発』ほか P+D BOOKS 誘惑者 三浦綾子 電子全集 積木の箱(下) 三浦綾子 電子全集 道ありき 青春編 私はスカーレット 1 栗本薫・中島梓傑作電子全集8  [伊集院大介 II] friends もののけ島のナキ 夢幻∞シリーズ つくもの厄介7 すぐはの鰯 月をさすゆび 六点鐘は二度鳴る 自選短篇集 歴史ミステリー編2 満天の星と青い空 それいゆ文庫 平安なずな陰陽譚 〜お困り姫を癒す庶民ごはん〜 下町ロケット ゴースト 高橋和巳・高橋たか子 電子全集 第6巻 高橋たか子 小説3『空の果てまで』ほか 夢幻∞シリーズ アンダー・ヘイヴン19 ユラト 中上健次 電子全集17『エッセイ集 1980年以降』

次回配信の予定

2024 11/27 水曜日
  • ICT支援員という仕事 ~デジタル化時代の学校教育を支える~/五十嵐晶子
  • あれ?/unpis
  • GOAT/西加奈子、小川哲、尾崎世界観、市川沙央、チョン・セラン
  • ジェリコの製本職人/ピップ・ウィリアムズ、最所篤子
  • 錦鯉 ~宮澤正明写真集~/宮澤正明
  • 不器用のかたち/藤原麻里菜

2024 11/28 木曜日
  • 池上彰の世界の見方 アフリカ ~希望の大地か、暗黒の大陸か~/池上彰
  • 女性セブンムック もっとワクワク暮らすために「やめる」「始める」100のヒント ~人生100年時代~/女性セブン編集部
  • 燃えつきるまで ~松田宣浩自叙伝~/松田宣浩

2024 11/29 金曜日
  • あなたの生きづらさ“昭和な呪い”のせいでした ~古い価値観から心を開放するメンタルエクササイズ~/松尾知枝
  • 現代ユウモア全集 1巻 『後生樂』 坪内逍遙/坪内逍遙
  • 庄野潤三電子全集 第15巻 エッセイ2 1966~1975年 「庭の山の木」ほか/庄野潤三
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/