福島の絹商人、文明開化に出会う 明治六年の旅日記
著/高橋兼助
訳/高橋歌子
本体1800円 + 税
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内容紹介
お伊勢参りを口実に、新しい日本を見ようと出かけた若旦那一行。日記に描かれた絵は明治版インスタグラム。
福島県伊達郡川俣町。そこは江戸時代天領とされ、絹産業が発達した織物の町であった。そこの絹商人、総勢6人が伊勢神宮を目指して旅立った。歩きと籠(馬)、船を乗り継いで巡り歩き、さらにお伊勢参りを果たした後も旅を続けて、最終的には山口県岩国まで到達。往復696里(2737㎞)、131日に及ぶ旅の間につけていた旅日記には土地土地で見た名所旧跡、自然、博覧会や歌舞伎の演目などが感想と共に記され、当時の日本の有り様を伺い知ることができる。また筆者の見事な筆による富士山や安芸の宮島から最新のガス燈や鉄橋を描いた絵もまた興味を大いにそそる。備忘録として宿泊代、昼飯代、船渡し賃、土産物など、その日使ったお金も克明に記録されており、当時の物価や商品価値を知る上でも興味深いものがある。
次回配信の予定
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2025 |
6/2 |
月曜日 |
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- 近親性交 ~語られざる家族の闇~(小学館新書)/阿部恭子
- 消された外交官 宮川舩夫(小学館新書)/斎藤充功
- 女性議員は「変な女」なのか(小学館新書)/野田聖子、辻元清美
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- それいゆ文庫 弦月と太陽2 ~二人のあやかし事件簿~/朝陽ゆりね、小倉つくし
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2025 |
6/4 |
水曜日 |
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- GOAT Summer 2025/西加奈子、小川哲、尾崎世界観、市川沙央、チョン・セラン
- パパイアから人生/夏井いつき
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2025 |
6/5 |
木曜日 |
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2025 |
6/6 |
金曜日 |
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- あえてよかった/村上しいこ
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- グッド・シスター/サリー・ヘプワース、梅津かおり
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