庄野潤三電子全集 第7巻 1971〜1974年「明夫と良二」ほか
庄野潤三
本体2500円 + 税
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内容紹介
変化が訪れた“家族のかたち”を描いた『明夫と良二』『野鴨』ほか、1971年から1974年に発表された26編を初出順に収録。
長女の結婚を機に変化が訪れた“家族のかたち”を描いた『明夫と良二』『野鴨』ほか、1971年から1974年に発表された26編を初出順に収録する。
1972年4月に書き下ろしで岩波書店から刊行された『明夫と良二』は、1970年に発表された「絵合せ」と時間的につながった作品で、「やがて女の子は結婚して、人数が五人から四人になる。ひとり減っても生活はそのまま続いて行き、また年月はたつ。ささやかな日常に詩的空間のふくらみを与えようとした」という、『絵合せ』のあとがきに庄野が記した日々を描き、第26回毎日出版文化賞を受賞した。
続く『野鴨』では、長女にすでに子供が誕生しているのであった。
単行本『絵合せ』収録の「蓮の花」「仕事場」「カーソルと獅子座の流星群」や、『休みのあくる日』収録の「宝石のひと粒」「休みのあくる日」「組立式の柱時計」「餡パンと林檎のシロップ」「雨傘」「鷹のあし」「砂金」「三宝柑」「漏斗」「引越し」「葡萄畑」、『おもちゃ屋』収録の「沢登り」「燈油」「おんどり」「甘えび」「くちなわ」「ねずみ」「泥鰌」「うずら」「おもちゃ屋」に加えて、後に短編集の表題作として収録される中編「葦切り」も収録。
解題は監修を務める日本文学研究者・上坪裕介氏が担当。
付録として「組立式の柱時計」「漏斗」の生原稿冒頭部分を掲載する。
※この作品は一部カラーが含まれます。
次回配信の予定
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2025 |
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火曜日 |
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- sabra第4号(2025年夏)/sabra net 編集部
- みんながねむったら/安西水丸、安西カオリ
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木曜日 |
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- ドラえもん科学ワールドspecial 遺伝子のふしぎ/藤子・F・不二雄
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2025 |
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金曜日 |
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- 雨利終活写真館/芦沢央
- 逆説の日本史27 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎/井沢元彦
- 昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本/牧田習
- 邪神の花嫁御供 生贄は真実の愛を捧ぐ/田井ノエル、THORES柴本
- 新・教場/長岡弘樹
- 空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間/奧田貞子
- 不思議カフェ NEKOMIMI/村山早紀
- 前の家族/青山七恵
- 魔女と黒猫 家庭教師をしたら高慢な姫様に懐かれました/宮野美嘉、毛玉呂
- 笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち/金子ユミ
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