自らの夫婦生活を素直に、ユーモラスに語りながら、人生を深く見つめた随筆集。
「肺結核と脊椎カリエスで9年来臥ていて、今もなお、ギプスベッドに絶対安静で、ときどき喀血する。年齢も2つ上で、美人ではない。枕もとには死んだ恋人の写真と骨が飾ってある。いつ治るかわからないが、ぼくは彼女が治るのを待って結婚する。治らなければ、ぼくも結婚しない」という、考えれば考えるほど不思議な光世さんと結婚した著者。「悪妻の見本」という著者が素直に、ユーモアあふれる語り口で、人生の送り方を深く見つめた随筆集。
「三浦綾子電子全集」付録として、本書のことを記した「随想・地球の上にある」を収録!
2024 | 10/16 | 水曜日 |
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