福永武彦電子 全集17 『内的獨白』、『異邦の薫り』、考証と校勘。
福永武彦
本体2500円 + 税
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内容紹介
師・堀辰雄の「父」を検証した『内的獨白』、愛書家として記した書物エッセイ集『異邦の薫り』『絵のある本』等を一同に収録。
1976年「文藝」に連載されたエッセイ『内的獨白』は、江戸時代以来の考証随筆の手法を駆使し、福永が青春時代より敬愛し続けてきた堀辰雄をめぐり考察したエッセイ。堀の生い立ちの秘密(実父と育ての父が別人物だったこと等)について、堀自身の認識、文学仲間や研究者の証言、調査、論文などに綿密な考証を加え、師・堀辰雄の人間像に迫った福永晩年の問題作。
『異邦の薫り』は、『於母影』から『神曲』まで13冊の、福永好みの翻訳詩集について言及したエッセイ集。「訳文と原文」、「訳文と他者訳」を各々抄出、対照、校合して、日本語への独自の寄与と文学的意義、訳文の特色等を具体的に指摘したものである。
ほか、編纂本として、「堀辰雄・福永武彦版『我思古人』」、「堀辰雄『菜穂子』創作ノオト及び覺書」を収録。
また、雑誌「ミセス」に連載され、没後に単行本化された『絵のある本』は、福永の書物愛に満ちたエッセイ集で、「読むにも宜しく見るにも宜しく、撫でたりさすったりしたいような本」16冊がセレクトされている。
附録として、『内的獨白』装幀案、自筆訂正入り『異邦の薫り』「索引」校正刷、自筆手帖より『絵のある本』掲載検討書目等を収録。
次回配信の予定
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2025 |
7/1 |
火曜日 |
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- sabra第4号(2025年夏)/sabra net 編集部
- みんながねむったら/安西水丸、安西カオリ
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2025 |
7/3 |
木曜日 |
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- ドラえもん科学ワールドspecial 遺伝子のふしぎ/藤子・F・不二雄
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2025 |
7/4 |
金曜日 |
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- 雨利終活写真館/芦沢央
- 逆説の日本史27 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎/井沢元彦
- 昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本/牧田習
- 邪神の花嫁御供 生贄は真実の愛を捧ぐ/田井ノエル、THORES柴本
- 新・教場/長岡弘樹
- 空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間/奧田貞子
- 不思議カフェ NEKOMIMI/村山早紀
- 前の家族/青山七恵
- 魔女と黒猫 家庭教師をしたら高慢な姫様に懐かれました/宮野美嘉、毛玉呂
- 笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち/金子ユミ
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