人民元の興亡〜毛沢東・トウ小平・習近平が見た夢〜

人民元の興亡〜毛沢東・トウ小平・習近平が見た夢〜

吉岡桂子

本体1620円 + 税

読む

内容紹介

通貨と権力の150年史。

【朝日・日経・読売、週刊東洋経済、週刊現代ほか各紙書評欄に掲載】

「経済力の日中逆転という歴史的転換点にあって、日本は自らの新しい立ち位置を見いだせるのだろうか、さまざまな思考をかき立ててくれる秀逸な一書だ」 ——京都大学教授・諸富徹氏(朝日新聞2017年7月23日付)

「東アジア通貨烈烈——本書は人民元をめぐって蠢く人間と権力の大河ドラマである」 ——北海道大学大学院教授・遠藤乾氏(週刊現代2017年8月5日号)

「国際金融のキーマン達へのインタビューがふんだんに引用されており、圧巻である」 ——京都大学教授・奈良岡聰智氏(読売新聞2017年6月25日付)

「ビットコインなど仮想通貨の出現により、政治に翻弄されてきた貨幣が、逆に政治を変えるかもしれない。それが著者の意味深な結びである」 ——早稲田大学教授・天児慧氏(京都新聞2017年7月9日付)

【本書まえがき】
中国の通貨の種類は一時、千を超えたとも言われている。
国内は、もとよりばらばら。列強の外貨は押し寄せる。もたもたしているうち、日本の「円」とつながる通貨が、満州国のみならず攻め込んでくる。清朝末期から百年の通貨事情は、中国という国家が置かれていた状況と、まさにコインの表裏である。この時代に刻まれた記憶から、中国の人々の胸の奥底には、国が分裂の危機にさらされるのではないかという恐怖がある。とりわけ統治者には。  

【内容紹介】
毛沢東が統一の「象徴」として産み落とし、トウ小平が「改革開放」のために育み、習近平が「世界制覇」の足がかりとした。人民元の正史を辿りつつ、戦前、「反日通貨」としてばらまかれ、戦後、「円」の盛衰を反面教師にしてきた裏面史も明らかにする。

世界経済の主役に躍り出た紅い通貨——。
取材期間20年を経て、その秘史に分け入る。

【目次】
プロローグ 瓜を割られる恐怖
1章 通貨と権力
2章 「Y」をめぐって
3章 良貨か、悪貨か
4章 危機と競争
5章 サークルズ、それは圓の仲間たち
6章 通貨の番人
7章 覇権
エピローグ 顔のない通貨

※この作品はカラーが含まれます。

同じジャンルの書籍から探す

電脳のサムライたち2 孫正義 さらば愛しき競馬(小学館新書) この道【音源なし】 ウクライナ わたしのことも思いだして 〜戦地からの証言〜 凶暴老人〜認知科学が解明する「老い」の正体〜(小学館新書) 池上彰と学ぶ日本の総理 第21号 高橋是清 学習まんが 少年少女 人物日本の歴史 平将門 問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい 社長会計学 まんがでわかる カーリングの見方!! 〜市川美余がとっておきの話をデリバリー。〜 ルンタ 昭和のテレビ王 僕らが愛した手塚治虫 2 老いては夫を従え 国境のない生き方 −私をつくった本と旅−(小学館新書) 樋口裕一がマンガで伝授!頭がいい人の創作術 ~人気作家の創作の極意4~ 逆説の日本史 別巻2 ニッポン風土記[東日本編]

次回配信の予定

2025 5/14 水曜日
  • 今の会社、ヤバいかも!? 3万人の「もう無理!」でわかる会社の見分け方/退職代行モームリ、大山真司
  • 恋の収穫期/最果タヒ

2025 5/16 金曜日
  • 夢幻∞シリーズ 冥界パティスリー 第20話 まっくら山に咲くマカロン/大平しおり、ゆうしよう
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/