日本銀行「失敗の本質」(小学館新書)

日本銀行「失敗の本質」(小学館新書)

原真人

本体840円 + 税

読む

内容紹介

黒田日銀はなぜ「誤算」の連続なのか?

「異次元緩和」は真珠湾攻撃、「マイナス金利」はインパール作戦、「枠組み変更」は沖縄戦に通じる——。

「誤算」と「迷走」を重ねる黒田日銀の金融政策は、かつての日本軍の失敗を彷彿とさせる。

組織論の観点から見ても、「あいまいな戦略目的」や「短期決戦志向」「属人的な決定プロセス」など、両者は驚くべき相似をなす。

だとすれば、その行き着く先は「第2の敗戦」ではないのか——。

いち早くアベノミクスに警鐘を鳴らした朝日新聞編集委員が、間違った金融政策を修正できない政府・黒田日銀の問題点を浮き彫りにする。

「メディアも有識者も経済界も、この政策をまったく批判しなくなったら、それはまるで戦時中の大政翼賛会のようなものだ。あまりに無謀な太平洋戦争を引き起こした戦争責任は時の政権や軍部にある。だとしてもそれを無批判に受け入れ、時に支持したメディアや有識者たちにも責められるべき点が多々ある。
批判を許さない抑圧的な体質も、都合のいいことしか説明しない、させないという大本営発表的な手法も、戦前や戦中に通じるもののように思える。私たちは今、相当に危なっかしい時代の淵に立っている。」(プロローグより抜粋)

同じジャンルの書籍から探す

逆説の日本史19 幕末年代史編2/井伊直弼と尊王攘夷の謎 虹色チェンジメーカー 〜LGBTQ視点が職場と社会を変える〜(小学館新書) カルピスをつくった男 三島海雲 逆説の日本史25 明治風雲編 日英同盟と黄禍論の謎 人民元の興亡〜毛沢東・トウ小平・習近平が見た夢〜 パリわずらい 江戸わずらい 声をあげて 太平記鬼伝—児島高徳 【電子版限定特典付】 少年の名はジルベール 日本人の値段〜中国に買われたエリート技術者たち〜 バカに唾をかけろ(小学館新書) 赤塚不二夫120% ガラパゴス 下 ときどき寿 池上彰の世界の見方 中南米 〜アメリカの裏庭と呼ばれる国々〜 池上彰の世界の見方 東南アジア〜ASEANの国々〜

次回配信の予定

2025 6/16 月曜日
  • 日本美のこころ イノリノカタチ/彬子女王

2025 6/18 水曜日
  • 日本語再定義/マライ・メントライン
  • みちひきみちかけ/ミロコマチコ

2025 6/19 木曜日
  • インド象の背中に乗って/小手鞠るい
  • 「聞き合う力」「考え合う力」を鍛える授業 ~菊池省三の真剣指導~/菊池省三、関原美和子
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/