新史論/書き替えられた古代史5 『万葉集』が暴く平城京の闇(小学館新書)

新史論/書き替えられた古代史5 『万葉集』が暴く平城京の闇(小学館新書)

関裕二

本体760円 + 税

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内容紹介

雅な万葉歌に秘められた、藤原氏への怨念。

「あをによし 寧楽の京師は 咲く花の 薫うがごとく 今盛りなり」と歌われた平城京。しかし、花の盛りを謳歌していたのは、ひとり藤原氏だった。8世紀初頭、大宝律令の制定にかかわった藤原不比等が、その法を自家に都合よく解釈し、駆使することで、国家の中枢へと昇り詰めていく中で行われた平城京遷都(710)。そこには一体どんな意味が隠されていたのか? そして、藤原氏だけが栄えたこの時代、天皇の外戚の座を手に入れるためにどんな策謀がめぐらされ、いかなる真実が歴史から消し去られたのか? 
シリーズ第5巻では、『日本書紀』の次なる正史『続日本紀』の時代に突入し、藤原京から平城京に都が遷った8世紀の歴史をつぶさに振り返る。これまで「謎なき時代」とされてきた「品行方正」な奈良時代。しかし、『万葉集』に載る歌の数々が、平城京の闇をあぶりだしている。飛鳥の都を懐かしがる人々、藤原氏におもねり命乞いをする古豪の貴族、なにものかに怯える女帝、聖武天皇を操っていたとされる不比等の娘・光明皇后の心情……。『万葉集』は大伴氏によって編まれた「正史告発の書」と見る著者が、万葉歌を手がかりに歴史の真実に迫る。

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