「少年A」被害者遺族の慟哭(小学館新書)

「少年A」被害者遺族の慟哭(小学館新書)

藤井誠二

本体760円 + 税

読む

内容紹介

それでも「少年」は守られるべきか。

少年による凶悪犯罪が跡を絶ちません。統計によると少年犯罪は減り続けていますが、猟奇的な事件や、いわゆる体験殺人——人を殺してみたかったから殺した——など、動機が不可解なケースは、むしろ増えている印象があります。一方で、少年(未成年)、とくに18歳未満は少年法で手厚く守られており、重罪を犯して刑事裁判にかけられても短期間で出所するケースがほとんどです。遺族たちは口をそろえて「これでは無駄死にだ」「なぜ死刑や無期懲役にできないのか」と憤慨しますが、少年法の壁は厚く、犯した犯罪と量刑が釣り合っているとは言えません。
また、遺族に対する加害者側の対応も、ひどいケースが目立ちます。一言の謝罪もない、追い打ちをかけるような言動をする、民事裁判で決まった損害賠償を支払わない……挙げ句の果てには再犯を繰り返し、また罪に問われている元犯罪少年も少なくありません。本書では、少年凶悪犯罪の遺族たちに綿密な取材を重ね、そうした実態を明らかにするとともに、少年と少年法の罪について深く考察します。

同じジャンルの書籍から探す

脳が若返る最高の睡眠〜寝不足は認知症の最大リスク〜(小学館新書) こどもたちへ おとなたちへ 〜夜回り先生から29の生きるメッセージ〜 老化恐怖症(小学館新書) 人質の法廷 これでいいのだ・・・さよならなのだ 傭兵の誇り 殺しの柳川 日韓戦後秘史 池上彰の世界の見方 ドイツとEU〜理想と現実のギャップ〜 昭和のテレビ王 英語と中国語 10年後の勝者は(小学館新書) 偉人たちの死亡診断書 新装版 台湾人と日本精神 ゴルゴ13×佐藤優 Gのインテリジェンス がん難民コーディネーター かくして患者たちは生還した(小学館101新書) 「兵士」になれなかった三島由紀夫 バズる「死にたい」 〜ネットに溢れる自殺願望の考察〜(小学館新書)

次回配信の予定

2024 11/27 水曜日
  • ICT支援員という仕事 ~デジタル化時代の学校教育を支える~/五十嵐晶子
  • あれ?/unpis
  • GOAT/西加奈子、小川哲、尾崎世界観、市川沙央、チョン・セラン
  • ジェリコの製本職人/ピップ・ウィリアムズ、最所篤子
  • 錦鯉 ~宮澤正明写真集~/宮澤正明
  • 不器用のかたち/藤原麻里菜

2024 11/28 木曜日
  • 池上彰の世界の見方 アフリカ ~希望の大地か、暗黒の大陸か~/池上彰
  • 女性セブンムック もっとワクワク暮らすために「やめる」「始める」100のヒント ~人生100年時代~/女性セブン編集部
  • 燃えつきるまで ~松田宣浩自叙伝~/松田宣浩

2024 11/29 金曜日
  • あなたの生きづらさ“昭和な呪い”のせいでした ~古い価値観から心を開放するメンタルエクササイズ~/松尾知枝
  • 現代ユウモア全集 1巻 『後生樂』 坪内逍遙/坪内逍遙
  • 庄野潤三電子全集 第15巻 エッセイ2 1966~1975年 「庭の山の木」ほか/庄野潤三
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/