宮脇俊三 電子全集2 『最長片道切符の旅/「最長片道切符の旅」取材ノート』
宮脇俊三
本体1000円 + 税
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内容紹介
作家転身後第二作目、『最長片道切符の旅』とその取材記録をそのまま書籍化した『「最長片道切符の旅」取材ノート』を収録。
第一作の『時刻表2万キロ』はことのほか人気を博し、一般書としての鉄道紀行も徐々に認知されていくなかで、本書は鉄道に乗る趣味の真骨頂を紀行文学に昇華させた傑作である。当時の国鉄の路線において、同じ駅を二度通ることなく最長のひと筆書き切符を作る過程から、その最長片道切符を使って実際に費やした34日間にわたる鉄道旅行の記録を宮脇ならではの文体で綴られている。
最長片道切符の旅は、当時の国鉄全線の約63パーセントに当たる営業キロを乗車船するもので、北海道の広尾駅から鹿児島の枕崎駅まで最短経路なら2,764.2キロでたどり着ける距離を、行きつ戻りつしながら4.8倍にもあたる13,319.4キロという途方もない汽車旅の記録として興味深い。その有り様を「阿呆らしさ極まって襟を正させるような趣さえある」と旅を始める前の述懐として著されている。
『「最長片道切符の旅」取材ノート』は、最長片道切符を乗り通した際に取材ノートとして書き込んだ記事をそのまま活字にしたもので、11冊分の取材ノートのボリュームは本編を盛り上げる素材として読み応えがある。
付録:宮脇俊三アルバム、連載『最長片道切符の旅』自筆原稿 など2点
【ご注意】※この作品は図表が含まれるのと、付録の原稿が手書きのため、お使いの端末によっては読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
次回配信の予定
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2025 |
7/1 |
火曜日 |
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- sabra第4号(2025年夏)/sabra net 編集部
- みんながねむったら/安西水丸、安西カオリ
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2025 |
7/3 |
木曜日 |
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- ドラえもん科学ワールドspecial 遺伝子のふしぎ/藤子・F・不二雄
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2025 |
7/4 |
金曜日 |
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- 雨利終活写真館/芦沢央
- 逆説の日本史27 明治終焉編 韓国併合と大逆事件の謎/井沢元彦
- 昆虫博士・牧田習の虫とり完全攻略本/牧田習
- 邪神の花嫁御供 生贄は真実の愛を捧ぐ/田井ノエル、THORES柴本
- 新・教場/長岡弘樹
- 空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間/奧田貞子
- 不思議カフェ NEKOMIMI/村山早紀
- 前の家族/青山七恵
- 魔女と黒猫 家庭教師をしたら高慢な姫様に懐かれました/宮野美嘉、毛玉呂
- 笑う四姉妹 ひとつの庭と四つのおうち/金子ユミ
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