P+D BOOKS 日蔭の村

P+D BOOKS 日蔭の村

石川達三

本体650円 + 税

読む

内容紹介

奥多摩湖の秘史を綴るノンフィクション小説。

「一日にたった五時間しか日が当らない。僕はこの村に日蔭の村という名をつけているんです。大木の日蔭にある草が枯れて行くように小河内は発展する東京の犠牲になって枯れて行くのです。都会の日蔭になってしまうと村はもう駄目なんです」
 昭和初頭、爆発的に増加する東京の水需要にこたえるべく、奥多摩の地にダムが計画された。住民たちは大局的見地に立って、立ち退きを了承したが、水没するエリアが二転三転し、そのうちに神奈川県から水利権をめぐる横やりもあって、なかなか話が進まない。
 すぐに支払われるはずだった立退料も宙に浮き、養蚕などの生業を中断してしまっていた住民たちは、今日食べるものにも事欠く事態に陥っていた……。
 観光名所として人気の奥多摩湖だが、その裏で当事者たちが味わったやりきれない思いを丁寧につづったノンフィクション小説。

同じジャンルの書籍から探す

堕ちたバンカー 〜國重惇史の告白〜 コロナとバカ(小学館新書) 色川武大・阿佐田哲也 電子全集 21 阿佐田哲也、単行本未収録作品「天和をつくれ」ほか 花とアリス殺人事件 審判はつらいよ(小学館新書) P+D BOOKS 別れる理由5 九十九神曼荼羅シリーズ デリヘル3 パンティ 赤塚不二夫120% 空が、赤く、焼けて 原爆で死にゆく子たちとの8日間 夢幻∞シリーズ 冥界パティスリー 第12話 ニライカナイに舞う雪よ メール内「男心」連絡網2 続・藩医宮坂涼庵 クラシック リバイバル 女人追憶 全14巻 合本版 大江戸恐龍伝 二 刑事姫 〜一千億円の少女〜 病気の日本近代史 〜幕末からコロナ禍まで〜(小学館新書)

次回配信の予定

2025 11/5 水曜日
  • やさしいさんぱつや/くすのきしげのり、横須賀香
  • 小太郎の左腕/和田竜
  • 最後の一色 下/和田竜
  • 最後の一色 上/和田竜
  • デンさんのプール ~杉本傳 水泳ニッポンを作った男~/大野裕之

2025 11/6 木曜日
  • 保育「きほんのき」 ~実践にすぐに役立つ~/青山誠
  • 違法捜査官/新美健
  • 乳母の分際で/江本マシメサ、whimhalooo
  • ぎんなみ商店街の事件簿 Sister編/井上真偽
  • ぎんなみ商店街の事件簿 Brother編/井上真偽
  • 捨てられた王妃は、孤高の竜騎士に愛される 青と赤の激闘/朝比奈希夜、白谷ゆう
  • タングル/真山仁
  • 特定しないでください/和田正雪
  • ネコの手を借ります。/山本甲士
  • 派遣社員あすみの家計簿 4/青木祐子、uki
  • 私のジェームス・ディーン/谷川俊太郎
  • RTOCS 他人の立場に立つ発想術/大前研一
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/