タイワニーズ 故郷喪失者の物語

タイワニーズ 故郷喪失者の物語

野嶋剛

本体1350円 + 税

読む

内容紹介

彼らがいたから、強く、深くつながり続けた。

戦前は「日本」であった台湾。戦後に「中国」になった台湾。1990年代の民主化後に自立を目指す台湾。戦争、統治、冷戦。常に時代の風雨にさらされ続けた日本と台湾との関係だが、深いところでつながっていることができた。それはなぜか。 台湾と日本との間を渡り歩いて「結節点」の役割を果たす、多様な台湾出身者の存在があったからである——まえがきより

台湾をルーツに持ち、日本で暮らす在日台湾人=タイワニーズたち。元朝日新聞台北支局長の筆者が、彼らの肖像を描き、来歴を辿りながら、戦後日本の裏面史をも照らす。

【目次】
・蓮舫はどこからやってきたか
・日本、台湾、中国を手玉にとる「密使」の一族 辜寛敏&リチャード・クー
・「江湖」の作家・東山彰良と王家三代漂流記
・おかっぱの喧嘩上等娘、排除と同化に抗する 温又柔
・究極の優等生への宿題 ジュディ・オング
・客家の血をひく喜びを持って生きる 余貴美子
・「551蓬莱」創業者が日本にみた桃源郷 羅邦強
・カップヌードルの謎を追って 安藤百福
・3度の祖国喪失  陳舜臣
・国民党のお尋ね者が「金儲けの神様」になるまで 邱永漢

同じジャンルの書籍から探す

メタルカラーの時代2 兵士に聞け ウォールデン 森の生活 上 日米開戦の真実 大川周明著『米英東亜侵略史』を読み解く 前夜 トップモデルと呼ばれたその後に 〜個性を売りにしなければ、人生が回り出す〜 笑顔のママと僕と息子の973日間〜シングルファーザーは今日も奮闘中〜 開高 健 電子全集14 オーパ!/オーパ、オーパ!! 日本美のこころ イノリノカタチ Fランク化する大学(小学館新書) 新史論/書き替えられた古代史6 呪われた平安京と天皇家の謎(小学館新書) まんがでわかる カーリングの見方!! 〜市川美余がとっておきの話をデリバリー。〜 東大脱力講義 ゆるい日本史 〜鎌倉・室町・戦国時代〜 「深層」カルロス・ゴーンとの対話〜起訴されれば99%超が有罪になる国で〜 いっしょにいるよ—子どもと裁判に出た犬 フランとハッシュの物語 嫌われ者の流儀

次回配信の予定

2025 11/10 月曜日
  • 鶴岡八幡宮宮司の鎌倉案内 ~後世に伝えたい歴史と文化~/吉田茂穂

2025 11/11 火曜日
  • 小学館版 新学習まんが人物館 水木しげる/水木プロダクション、村上健司、新井淳也

2025 11/13 木曜日
  • お元気部屋へようこそ/安田夏菜、紙谷俊平
  • P+D BOOKS C席の客/眉村卓
  • P+D BOOKS ベンガルの憂愁/大原富枝

2025 11/14 金曜日
  • 「鬼平犯科帳」を歩く! 長谷川平蔵と大江戸さんぽ/松本英亜
  • しっぽのみじかいトカゲくん/りんたろー。
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/