国を愛する心(小学館新書)

国を愛する心(小学館新書)

三浦綾子

本体760円 + 税

読む

内容紹介

“今を生きる”私たちの魂に響くエッセイ集。

 『氷点』『塩狩峠』『銃口』——。数々の名作を発表してきた三浦綾子はまた、多くの良質のエッセイも書き遺している。幅広いテーマのなかから、戦争や平和、人権、教育といった社会問題について書かれたものを厳選してまとめた一冊。大半が単行本未収録の、“今を生きる”私たちの魂に響く提言集になっている。
 三浦綾子は、戦争中に教師という立場にあった自らの罪を認めながら、次代を生きる者たちのために、さまざまな問題に言及する。太平洋戦争を「侵略戦争」と言い、「過ちを過ちとしない限り、幸いな次代をもたらすことはできない」と書く。平和憲法を評価し、安保条約や国家機密法、自衛隊の海外派兵に異を唱える。原子力発電所については、「一日も早くこの世界から原発のなくなる日を」と結ぶ。また、「愛のないところに、真の教育が成り立つはずがない」と、人間が人間を教えることに心を寄せ続ける。
 本書で取り上げられた多くのテーマは、解決できていない。原発事故を経験し、安保関連法案が成立、憲法改正も現実味を帯びてきた今だからこそ、胸に鋭く突き刺さる言葉の数々。つねに弱者の立場に立ち、キリスト者のまなざしで語られたエッセイ集。

【ご注意】
このコンテンツには、小学館より配信中の「三浦綾子電子全集」と、一部重複する内容が含まれます。同全集をご購入済みの方は、試し読みで目次をご確認いただくことをお勧めします。

同じジャンルの書籍から探す

脳の王国 炎上するバカさせるバカ 〜負のネット言論史〜(小学館新書) 危機の読書(小学館新書) 壁を壊した男 1993年の小沢一郎 車椅子から青空がみえる―歩けなくたって、恋もカヌーも、めいっぱい楽しむのが私の生き方 同調圧力のトリセツ(小学館新書) 野村の遺言 中上健次 電子全集7 『紀州熊野サーガ4 変成する路地世界 その内部と外部』 ドラえもんの社会科おもしろ攻略 都道府県がわかる 想い出の昭和型板ガラス 〜消えゆくレトロガラスをめぐる24の物語〜 帰る家もなく 頭の決まりの壊し方 「靖国神社」問答 太平洋戦争 最後の証言 第三部 大和沈没編 韓国人、韓国を叱る〜日韓歴史問題の新証言者たち〜(小学館新書) 1フランの月

次回配信の予定

2025 12/10 水曜日
  • GOAT Winter 2026/朝井リョウ、一穂ミチ、野崎まど
  • 名探偵コナン&理科探偵団 3 コナンと学ぶ植物/青山剛昌、八神健、鹿賀ミツル
  • 名探偵コナン&理科探偵団 4 コナンと学ぶ乗り物/青山剛昌、海童博行、鹿賀ミツル

2025 12/11 木曜日
  • 顔を洗う本 ~“肌と心を巡らせる力”アローテ銀座のすべて~/アローテ銀座
  • 審美/西尾潤
  • P+D BOOKS 時空道中膝栗毛/小松左京
  • P+D BOOKS 天上の青 (上)/曽野綾子

2025 12/12 金曜日
  • 完全版 シングルモルトスコッチ大全/土屋守
  • ブレンデッドウィスキー大全/土屋守
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/