つかふ 〜使用論ノート〜

つかふ 〜使用論ノート〜

鷲田清一

本体1800円 + 税

読む

内容紹介

「つかう」を巡る、かくも深く、多様な論考。

「つかう」という言葉の様相をさまざまな観点から考え抜いた一冊。道具をつかう、出汁につかう、楽器をつかう……、同じ「つかう」でも、その意味はさまざま。この単語を契機に、意味を探り、使われ方の変遷を辿り、哲学はもちろん、民俗学、芸術学、料理本まで関係書物を渉猟し、考えを深めていきます。著者は、2015年4月から朝日新聞の朝刊に「折々のことば」を連載中の、現代哲学の第一人者である鷲田清一氏。「つかう」を巡り、ひとをつかうから始まり、道具の使用、民芸での意味の変遷、多種多様な身体用法、武道でのかけひき、保育・介護の場面での展開、ペットとのつきあい、ひとと楽器の関係など具体的な場に即して、徹底的に考え抜いた哲学エッセイで、鷲田ワールド全開の一冊です。ひとを、道具を、楽器を、衣服を、ペットを……、「つかう」を介して人はどのように、ひとと、社会と、世界と拘わっているのかを深く考察します。カバー写真と文中には、現代写真の先端で作品を発表し続ける、ヴォルフガング・ティルマンスの写真を採用。アートにも親和性の高い一冊です。

同じジャンルの書籍から探す

ふじようちえんのひみつ〜世界が注目する幼稚園の園長先生がしていること〜 街場のマンガ論 見果てぬ花 山口瞳電子全集10 1964年『マジメ人間』 「激動の世界をゆく」大越健介取材ノート そして陰謀が教授を潰した 〜青山学院春木教授事件 四十五年目の真実〜 仁義なき宅配 ヤマトVS佐川VS日本郵便VSアマゾン 浅草弾左衛門 第四巻 (幕末躍動篇・下) 日本の政治「解体新書」 〜世襲・反日・宗教・利権、与野党のアキレス腱〜(小学館新書) なんやかんや日記 〜京都と猫と本のこと〜 逆説の日本史 別巻4 ニッポン戦乱史 巨人V9 50年目の真実 栄光の時代を築いた名選手、立ち向かったライバル33人の証言 逆説の日本史15 近世改革編/官僚政治と吉宗の謎 中国不要論(小学館新書) 戦国力 逆境を生きるということ 雪の名前  〜まほろば歳時記〜

次回配信の予定

2025 11/10 月曜日
  • 鶴岡八幡宮宮司の鎌倉案内 ~後世に伝えたい歴史と文化~/吉田茂穂

2025 11/11 火曜日
  • 小学館版 新学習まんが人物館 水木しげる/水木プロダクション、村上健司、新井淳也

2025 11/13 木曜日
  • お元気部屋へようこそ/安田夏菜、紙谷俊平
  • P+D BOOKS C席の客/眉村卓
  • P+D BOOKS ベンガルの憂愁/大原富枝

2025 11/14 金曜日
  • 「鬼平犯科帳」を歩く! 長谷川平蔵と大江戸さんぽ/松本英亜
  • しっぽのみじかいトカゲくん/りんたろー。
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/