話す写真ーー見えないものに向かってーー

話す写真ーー見えないものに向かってーー

畠山直哉

本体780円 + 税

読む

内容紹介

写真家畠山直哉が真摯に語る写真とは何か。

石灰石鉱山の写真集『LIME(ライム) WORKS(ワークス)』で一躍注目を浴び、いまや日本のみならず世界的に活躍する写真家・畠山直哉。石灰工場、石灰石鉱山の発破の瞬間、都市のビル群などのたぐいまれに美しいプリントで多くのファンを獲得している。撮影対象の面白さと写真の美しさで話題になることの多い畠山だが、いっぽうで「ことばを発する写真家」としても知られている。
 本書は、畠山のことばの中から、講演・講義といった、「話された写真」についてのものを集めて、一冊にまとめた著書の待望の文庫化である。畠山の〈見ること、認識すること、考えること〉から紡ぎ出された写真についてのことばの中から、さらに、聞き手に伝え、理解を促すことを念頭に考えられた「話し言葉としての写真論」を並べてみると、思考と認識の手段として写真を選んだ、日本にこれまでにあまりいなかった「考える写真家・畠山直哉」が浮かび上がってくる。「写真とは何か」ということを絶えず問い続ける真摯なひとりの写真家の姿である。スマホの普及も相まって、大きく概念を変えつつある写真について、もういちどきちんと考えるきっかけとなる一冊である。

同じジャンルの書籍から探す

P+D BOOKS 心映えの記 サイクリング・ブルース side B 開高 健 電子全集7 小説家の一生を決定づけたベトナム戦争 クジラの玉手箱〜生きてるクジラを楽しもう! 中上健次 電子全集9 『初期作品集Ⅱ 路地世界の生成』 戦中派復興日記 綺麗になる古典美人道 女に生まれてモヤってる! ごめんなさいといえる P+D BOOKS 父・山口瞳自身 〜息子が語る家族ヒストリー〜 ユージン・スミス 〜水俣に捧げた写真家の1100日〜 高橋和巳・高橋たか子 電子全集 第15巻 高橋和巳 エッセイ・評論1『孤立無援の思想』ほか 希望という名のアナログ日記 色川武大・阿佐田哲也 電子全集7 色川武大の原点——「黒い布」から『生家へ』まで ひまわりは枯れてこそ実を結ぶ

次回配信の予定

2025 5/19 月曜日
  • 欲望100個書いてみた ~派遣女子から年商20億 小田桐あさぎ自伝~/ASAGI(小田桐あさぎ)、高坂ゆう香

2025 5/21 水曜日
  • アカシアの朝/櫻木みわ
  • 運命の終い/奥田亜希子
  • 消えたモナ・リザ/ニコラスデイ、千葉茂樹
  • キャラとメルのおかしなバースデー/えぐちりか
  • はじめての茶道 おちゃをどうぞ/石崎綾子、横須賀香
  • ぷっち ぷりっち たまごっちユニ!/nikki、すえはらみゆ

2025 5/22 木曜日
  • いつもの野菜ひとつで美味レシピ ~おかず、おつまみ、常備菜、使い切りにも。~/小堀紀代美
  • 「見た目が9割」をどう生きる/中野信子、りんたろー。

2025 5/23 金曜日
  • 人生、あれかこれか/土屋眞弓
  • 脇阪克二のアイデア箱 ~つくりながら日々暮らす~/脇阪克二
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/