狼の牙を折れ 史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部

狼の牙を折れ 史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部

門田隆将

本体860円 + 税

読む

内容紹介

公安捜査官「実名」ノンフィクション。

 50年にわたって逃亡を続けた桐島聡が死の間際に名乗り出たことで改めて注目されることになった「東アジア反日武装戦線」。

 1974年、東京・丸の内、三菱重工ビル。昼休みを終えようとするオフィス街に轟音と爆風が駆け抜けた。瞬く間に立ち込めた白煙、正視に耐えない遺体、身動きできない重傷者の上に容赦なく砕けたガラスの破片が降り注いだ。

 現場に駆けつけた捜査官は、爆発の衝撃でコンクリートに生じたすり鉢状の孔に向かって心の中で語りかけた。

 おまえら、やるのかよ。こんなことやっても世の中はなんにも変わりゃしないんだよ。なんでこんな罪もない人たちを殺すんだ。俺たちが「受けて立たなきゃいけない」じゃないか——。

 犯行声明を出したのは「東アジア反日武装戦線“狼”」。11件に及ぶ連続企業爆破事件の嚆矢だった。

 史上最大のテロ「三菱重工業爆破事件」を引き起こした謎の犯人グループは、天皇暗殺まで企てていた。「狂気の犯罪」に警視庁公安部はどう立ち向かったのか。

 捜査の指揮を執った土田國保警視総監の日記を初公開。日本で初めての公安捜査官「実名」ノンフィクション。

解説:佐々木類

※この作品は過去に単行本として配信されていた『狼の牙を折れ〜史上最大の爆破テロに挑んだ警視庁公安部〜』 の文庫版となります。

同じジャンルの書籍から探す

「兵士」になれなかった三島由紀夫 戦後性風俗大系 わが女神たち 絶望裁判2 〜SMプレイ・女通り魔・騒音おばさん〜 女の道は一本道 凶暴老人〜認知科学が解明する「老い」の正体〜(小学館新書) 雇用大崩壊 〜マンガ ある若手技術者の会社を変える挑戦〜 死ぬという大仕事 フェイクドキュメンタリーの時代 〜テレビの愉快犯たち〜(小学館新書) セックス・ヘルパーの尋常ならざる情熱(小学館101新書) おっさんJリーガーが年俸120円でも最高に幸福なわけ 日本再生 令和の開国論 〜グローバル人材共生の青写真〜 ゴーマニズム宣言SPECIAL パール真論 下巻 仕事師たちの平成裏起業 だから日本は世界から尊敬される(小学館新書) 海難1890 すべての婚活やってみました(小学館101新書)

次回配信の予定

2025 1/22 水曜日
  • 鬼哭 ~帝銀事件異説~/鳴海章
  • キッコーマン特選 基本の和ごはん ~「おいしい理由」がよくわかる~/小田真規子、キッコーマン
  • 皮膚科医友利新先生が娘に伝えたい美容の話/友利新、カツヤマケイコ

2025 1/23 木曜日
  • 僕には鳥の言葉がわかる/鈴木俊貴
  • ママはいつもつけまつげ ~母・中村メイコとドタバタ喜劇~/神津はづき

2025 1/24 金曜日
  • ふりかえれば日々良日/佐久間良子
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/