運命の子 トリソミー 完全版

運命の子 トリソミー 完全版

松永正訓

本体670円 + 税

読む

内容紹介

障害者受容の在り方を問う小児外科医の記録。

人間の生命は、両親から一本ずつ染色体を受け継ぎ誕生しますが、染色体が三本に増えている病気がトリソミーです。異常のある染色体の番号により、「13トリソミー」「18トリソミー」「21トリソミー(別称・ダウン症)」などがあります。13トリソミーの赤ちゃんは心臓の奇形や脳の発達障害があるため、半数が1か月ほどで、ほとんどが1歳までに亡くなってしまいます。本書は、小児外科医である著者が「地元の主治医として13トリソミーの赤ちゃんの面倒をみてほしい」と近隣の総合病院から依頼され、朝陽(あさひ)君とその両親に出会うところから始まります。朝陽君の両親は我が子を受け容れ、自宅へ連れて帰り、愛情を注ぎます。そして、障害児を授かったことの意味を懸命に探ります。著者は朝陽君の自宅への訪問を繰り返し、家族と対話を重ねます。また、そのほかの重度障害児の家庭も訪れ、「障害児を受容する」とはどういうことかを考えます。やがて、朝陽君の母親は、朝陽君が「家族にとっての幸福の意味」を教えてくれる『運命の子』であることに気づきます。出生前診断の是非が問われる中、本書は「命を選ぼうとする考え方」に大きな一石を投じる一冊です。

※この作品は過去に単行本として配信されていた『運命の子 トリソミー』 の文庫版となります。

同じジャンルの書籍から探す

小学生の究極の自学ノート図鑑 黒幕 巨大企業とマスコミがすがった「裏社会の案内人」 みんなの女性外来6 首・肩のこりがつらいときの本 靖国神社が消える日 発達障害の改善と予防 家庭ですべきこと、してはいけないこと コロナ脳 〜日本人はデマに殺される 〜(小学館新書) 世界の刑務所を訪ねて〜犯罪のない社会づくり〜(小学館新書) 韓国人の癇癪 日本人の微笑み ヒトラーの正体(小学館新書) 0・1・2歳児にぴったりの絵本 〜子どもを育てる〜 笑おうね 生きようね 〜いじめられ体験乗り越えて〜 中国に立ち向かう覚悟 日本の未来を拓く地政学 バブルの王様 写真でわかる世界の防犯 遺跡・デザイン・まちづくり 池上彰の世界の見方 中南米 〜アメリカの裏庭と呼ばれる国々〜 池上彰のまんがでわかる現代史 欧米

インフォメーション

次回配信の予定

2024 12/26 木曜日
  • ハッピー推し活占い/イヴルルド遙華

2024 12/27 金曜日
  • 現代ユウモア全集 2巻 『櫻の國・地震の國』 堺利彦/堺利彦
  • 庄野潤三電子全集 第16巻 エッセイ3 1976~1985年 「ぎぼしの花」ほか/庄野潤三
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/