出来事と写真 増補版

出来事と写真 増補版

著/畠山直哉

著/大竹昭子

本体770円 + 税

読む

内容紹介

写真家は東日本大震災とどう向き合ったのか。

本書は2016年1月に赤々舎より単行本として刊行された書籍を文庫化するもの。元本は東日本大震災から4年にわたり、写真家 畠山直哉と文筆家 大竹昭子が重ねた対話を集めたもの。未曾有の災害で母を失い、無力感に苛まれながら、震災で跡形もなく失われた故郷陸前高田の姿に写真家はどのように向き合い、時の変化とともに、未来にどのような希望を見出したのか。
今回は、「出来事」を契機に始まった、畠山・大竹の対話をまとめた赤々舎版に、写真集『津波の木』の刊行を受けて行われた新たな対話を加えて、文庫版の増補版として刊行します。当初の心づもりとは裏腹に、時を経ても、出来事を冷静に受けとめきれない写真家畠山直哉は、さらなる世界の混沌に直面しながらも誠実に世界と向き合い、アーティストとしてなにが出来るのか、アートの果たすべき役割についてみずからに問い続けます。
文庫版の「おわりに」には、2012年水戸芸術館現代美術ギャラリーで開催された「3・11とアーティスト 進行形の記録」展の図録に収載された、アートの社会的役割に関して考えを巡らした、畠山直哉氏の「震災とアート」に関する文章を再録いたします。

同じジャンルの書籍から探す

宮脇俊三 電子全集21『鉄道に生きる人たち/ダイヤ改正の話』 ヘドロパパのヨメイゲン 〜クズ夫に放つ嫁の名言&迷言〜 お笑い芸人 入門百科 フェイクドキュメンタリーの時代 〜テレビの愉快犯たち〜(小学館新書) 朱より赤く〜高岡智照尼の生涯〜 猪瀬直樹電子著作集「日本の近代」第1巻 構造改革とはなにか 新篇 日本国の研究 吉祥寺デイズ うまうま食べもの うしうしゴシップ 調教師になったトップ・ジョッキー 〜2500勝騎手がたどりついた「競馬の真実」〜(小学館新書) 奇跡の歌〜戦争と望郷とペギー葉山〜 K-POP時代を航海するコンサート演出記 洞窟オジさん 老いて、若返る〜人生、90歳からが面白い〜 昭和天皇は何と戦っていたのか 『実録』で読む87年の生涯 宮尾登美子 電子全集18『花のきもの/きものがたり/小さな花にも蝶/大人の味』 おっさんの掟 〜「大阪のおばちゃん」が見た日本ラグビー協会「失敗の本質」〜(小学館新書) 絶望裁判5 〜監禁・偽装・ストーカー〜

次回配信の予定

2025 3/12 水曜日
  • 日本で一番Jリーガーを育てた男は、なぜ大学サッカー部の監督なのか ~流通経済大学サッカー部監督・中野雄二の信念~/市田実

2025 3/13 木曜日
  • 出版中止! ~一度「死んだ」から書けた翻訳家残酷物語~/宮崎伸治
  • P+D BOOKS 地下水/川崎長太郎
  • P+D BOOKS 地の群れ/井上光晴
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/