開高 健 電子全集5 ルポルタージュ『声の狩人』『ずばり東京』他 1961~1964

開高 健 電子全集5 ルポルタージュ『声の狩人』『ずばり東京』他 1961~1964

開高健

本体1000円 + 税

読む

内容紹介

芥川賞受賞から間もない時期のルポルタージュ作品『過去と未来の国々 中国と東欧』『声の狩人』『日本人の遊び場』『ずばり東京』を収録。

1958年、27歳で芥川賞を受賞した気鋭の小説家は、当時、自身の内心によりそって作品を書くことはするまいと決心していた。“遠心力で書く文学”を目指し、ひたすら「外へ!」という指向で文体を工夫すること、素材を選ぶことにふけっていた。そのため現場を見ることを自らに課し、国内外を精力的に歩き回った。1960年、中国訪問日本文学代表団の一員として中国を訪れて毛沢東、周恩来らと会見したのを皮切りに、以後3年ほどの間にルーマニア、チェコスロバキア、ポーランド、フランス、イスラエル、ギリシア、トルコ、ソ連、スペイン等々を訪れている。この間の現場での見聞をまとめたものが、開高健にとって初のルポルタージュ作品となる『過去と未来の国々 中国と東欧』であり、『声の狩人』である。国内においてもさまざまな現場を巡って『日本人の遊び場』(『週刊朝日』1963年7月~9月)や『ずばり東京』(『週刊朝日』1963年10月~1964年11月)など優れたルポルタージュ作品を書いている。この現場主義がやがて開高健を戦時下のベトナムへと駆り立て、その後は形を変えてアラスカの大河や南米アマゾンなど、世界中の水辺に釣り竿を担いで足を運ばせることになる。

【収録数】ルポルタージュ:4作 付録:担当編集者による回顧談、『ずばり東京』大阪食い倒れ取材中の写真など9点 

【ご注意】※この作品はカラー写真が含まれます。

同じジャンルの書籍から探す

甲子園と令和の怪物(小学館新書) 官僚たちの冬 〜霞が関復活の処方箋〜(小学館新書) 増補版 九十八歳。戦いやまず日は暮れず 感染症時代のマスクの教科書 〜的確に選んで、正しくつける〜 相性 あんときのRADWIMPS 〜人間開花編〜 メタルカラーの時代15 町工場からノーベル賞まで ペコロスのいつか母ちゃんにありがとう〜介護げなげな話〜 脱出老人 フィリピン移住に最後の人生を賭ける日本人たち 逆説の日本史 別巻5 英雄と歴史の道 ゴーマニズム宣言SPECIAL 国防論 下巻 空飛ぶ写真家の地球旅 名字でわかる あなたのルーツ〜佐藤、鈴木、高橋、田中、渡辺のヒミツ〜 小川さゆり、宗教2世 無理ゲー社会(小学館新書) 力道山未亡人

インフォメーション

次回配信の予定

2026 1/7 水曜日
  • 作家の愛したホテル/伊集院静
  • リッチ・ウォーターズ/ロバート・ベイリー、吉野弘人
  • 映画「教場 Reunion」ノベライズ/涌井学、長岡弘樹、君塚良一
  • 戦国女刑事/横関大
  • ほどなく、お別れです 遠くの空へ/長月天音
  • 魔王陛下の最愛 人生n回目の悪役令嬢ですが、今度は魔王と無限デスループに囚われた模様です/松田詩依、音中さわき
  • 命舞/安倍雄太郎、yoco
  • 私はスカーレット 5/林真理子
  • 私はスカーレット 6/林真理子

2026 1/8 木曜日
  • ドラえもん学びワールド チョコレートのひみつ/藤子・F・不二雄、藤子プロ、佐藤清隆
  • とみとふく ~76歳、古民家ひとり暮らしの登美さんと、保護犬フレンチブルドッグ~/松場登美
abj

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号6091713号)です。
ABJマークの詳細、ABJマークを掲示しているサービスの一覧はこちら。https://aebs.or.jp/